「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」と「真夜中の散歩者」
むずむず脚症候群・レストレスレッグス症候群と言う病気がある。
以前は僕も知らなかったが、ここ何年かはテレビ・ラジオでも紹介される事が
増えてきた。
突然に発症する場合もあるらしいので、「転ばぬ先の杖」として、少し下に貼ったNHKのリンク先は読んでおくとよいかもしれない。
むずむず脚(レストレスレッグス)症候群とは
安静時に、脚の内部に不快な感じ(むずむずする)が起き、集中力や睡眠が害される病気。
足がむずむずして寝れないときの対処法
「むずむず」が出てるのに病院に行けなくて辛い場合、どれかやると眠れるかも。
- 朝までに3時間も眠る事が出来れば良い方だ。何なら徹夜で朝出ても昼寝を30分出来れば回復できると考えて、それでもうっかり寝てしまった場合に備えて朝の準備を入念にしておく。
- 寝床の準備や明日の準備などを全て整えた上で安全な道(無いなら別の方法)を散歩する。帰宅後寝る。
- 入浴して体温を上げ、入浴後の体温が下がっていくタイミングで眠気が来るからそれを利用する。
- 人と関わらない
- イライラするような情報を入れない
- モノを考えない
- ハァハァハァハァ言うような激しい運動をして疲れ果てる。
今思いつく自己流の対策はこの辺。どれかをやればいいんで、全部をやる必要はない、
医療の専門家の考え方は以下のリンク先から見てください。
食事のとり方まで細かく書いてある。
この病気の特徴
症状は、静かな状態の時に、脚の内側がムズムズしたり
痒くなったりしびれたりする、その不快な感じで
集中出来なくなったり、眠れなくなったり、じっとしている事が困難になったりする。
足の内側なので、爪でかいたから治る事はない。
長時間の正座をすると足がしびれる時があるが、あれの「最大値のしびれ」の
4分の1程度のしびれが、ずーっと感じられるというと少し伝わるかな?。
足先だったり、膝のすぐ下辺りまで来るときもある。もちろんしびれ・ムズムズがより強い場合もある。
夜に起きる事が多いが、昼でも朝でも起きる事はある。大体は安静時に起きる。
睡眠障害になったり、ストレスまみれの生活になる場合があるので
そうかな?と思ったら病院に行くことをお勧めします。
年齢が高くなってから発症することの方が多いらしい、
また、遺伝もするらしいので、家系に症状の出た人が居た場合は
苦しい思いをしない内にサッと病院へ。
体験
僕は小学生かその辺位から、この症状があって、
あるにも関わらず治ってない人なので書いておく。
正直、人生を損したレベルなので、賢い人は我慢しないのが吉。
経験の無い人やこれを知らない医者には、この苦痛は全く理解されないので、
症状+結果眠れない+日中の不調+パフォーマンスの低下+ストレス+ネットや書籍の解説
辺りで説明すると幾らか理解を得られるかもしれない。
小学生くらいの頃は寝る時に親も近く、眠れずにモジモジしてると怪しまれてしまう
足がムズムズして眠れない等と言えば、「寝てれば治る」となる。
が眠れる訳も治まる訳もなく、寝たふりをしながら耐える事になる。
そして夜中の2時3時まで起きてたりするわけだ。
軽くて、本当にジッと寝てれば落ち着く場合もあるので試す価値はあり。
余りに酷いと、寝た状態でジッとしていることが出来ずに足をバタバタさせたり、立ち上がってウロウロしはじめることになる。
流石に、親も不安になって救急外来に連れていってくれたりするのだが
いざ、病院に着くと症状は治まっていたりする。
仮に症状が残っていても医者が見ても何もない。
正式に調べようと翌日改めて行ってレントゲンを撮っても何の問題もない。
高学年になると「成長痛じゃないですかね?」とか言われる。
悲しい事に成長痛も起きたので2重に辛かったりした。
家族は恐怖した思うが、この症状が強く出た状態でジッとすることを強要されると
頭がイカレたのではないかと言う位に反発する場合がある。
インタビュー等で答える人が冷静なのは、殆どが症状が出てない時だからだと思う。
MAX時は結構厳しい感じになる。
(ムズムズが本当に酷い時にジッとしてるのは拷問に近く、泣いたりキレて悲鳴を上げたり暴れたりする場合もある、虫が何匹も入ってる箱に脚を突っ込んで我慢しろ、と言うものに近い。)
後に分かるのだが、脳内物質や何らかの栄養成分の関係だったりするらしい。
結果、足だけをいくら見ても何もわからない。
写真を撮っても写らない「お化けが見える」と言ってる様なものなのだ。
耳鳴りや幻聴、頭痛とかに近い物かもしれない。
当時はこの病気は余り知られてなかったらしく大学病院で見てもらった際もかすりもしなかった。
もちろん、この病気の専門家や睡眠障害系に行けば分かったのだろうが、
いくら足を見せてもどうしようもない話だったと分かるのは後の話だ。
中学に上がると部屋が親と離れた。
ムズムズは治らなかったが代わりに、部屋の中で動き回る事が可能になって
ムズムズを紛らわす事が出来た。
方法は、スクワットや腕立て腹筋等の筋トレに、
静かに腿上げをヘトヘトになるまでやるなど。
竹刀を最小半径で振り回すとかもやっていた。(部屋の電灯とかにぶつからない様にね)
が、一番効果的なのは「歩くこと」
親が寝静まっている場合は、こっそり外に出て30分とか1時間とか外を歩き回る。
すると足の事が頭から消えて楽になる。
ムズムズすることを忘れる事が重要。
そもそも、ベストは寝る1時間くらい前に風呂から出て、
ボンヤリしながら自分の部屋に入り、
何も考えずに眠りに着くと言う流れが最高なのだが、
家族から何か用事を言われるとか、明日の準備が何か残っていたとか
テレビ・ラジオで妙に覚醒してしまったとかあると、ムズムズしだす場合が多い。
眠っているところを何かの用事で起こされる際もムズムズしたりする。
感覚としては「足のムズムズしているのに気づいてしまった」感じ。
だから、家族に「今日は足大丈夫みたいね」等と言われたが最後、
「何で言うのかな????」となり、深夜2,3時コースになったりする。
すると中学以降の場合は、親が寝静まるのを待ち、深夜にこっそり歩き出す。
それでも学生時代は授業中に眠ってしまう事も多く、「俺の授業はそんなにつまらないかよ」的な感じで殴られたり、木材的なもので叩かれたりしたこともあるので若い人は気を付けて欲しい。(ひどい時代だ)
とは言え、教師も一時は感情的にはなるが評価のつけ方は冷静で成績は試験に準じたものだった。
ちなみに大人になってからは、眠くなったら室内をウロウロする、突然机の整理、壁の落ちかけた貼り紙を貼りなおす。別の部署に行く振りをすること等で誤魔化せる。
日中の眠気はいつか治まるので、それまで仕事する振りで誤魔化す、むしろ本当の仕事はしてはいけない。
休憩時間は椅子を並べて寝たりする。
なんなら仕事中でも「仮眠取ります」と言って15分くらい寝るのもありだが、これは職場状況にもよる。
「コーヒー、眠眠打破、ガム」的なものを摂取しまくる事をしていた時もあるが、身体に悪い気がするのでほどほどに。ガムも嚙みすぎるとアゴがどうにかなるらしい。
現在
最近は治まっていたのだが、どうやら又酷くなってきている。
病院に行くのが良いのだけど、小さい頃のトラウマか、どうせ治らんでしょうし、
分からんのでしょうし、問題ないんでしょ?
とイジケタ考えが自分は根付いてしまっていて、この病気に関して腰が重い。
でも、「今は治るらしい」。
別に死ぬ病気ではないが、キチンと眠れない、夜に突然動き回ると怪しまれて困る人、
ムズムズ足も病気の可能性のリストに入れておくとよいかもしれない。
結果的に不眠症(これがどういう病気か知りませんが)の様になるので、そっちも勉強したらいいのかもしれない。
でないと、僕の様に真夜中に散歩する人に仕上がってしまう。
※この病気について調べると「カフェイン・ニコチン・アルコールを控える」と言うのが出て来るんだけど、そのどれも殆ど取ってない少年時代から症状が起きてるので、自分は「どうかなぁ?それ」とは思ってる。ちなみに酒もタバコも全くやらないがコーヒーは飲む。でも、避けた方が安全かなぁ。
「不眠症なんだよね」「夜なかなか寝付けなくてね」と言う人
とはこれまで何人か会ったが「大変ですね」と心の底から言っていた、とは言え他人事の様に。
この記事書くにあたって厚労省の不眠症の所をチラ見したんだけれど、
不眠症って、シンプルに眠れない病気があるわけじゃなくて、様々な要因で結果的に眠れない人の事を言うのね。
じゃあ、自分もそうでした。
「眠れないんですけどー」で病院行ったら一発解決だったかもなぁ。