お墓参りを1日で2か所行った。
結論、2か所も行くものではない、どちらにも本腰が入らなくて色々な事がおろそかになる。
それはさておき、霊園の開門時間に入る所から始めれば周りきれるかな?と朝の5時台に家を出た。
花やお供え物は前日の段階で揃えておいた、準備をしておくことの大事さが良く分かった、当日は行くことだけを意識すればよく、時間配分や乗り継ぎお墓参りの実務に集中出来る乗り物乗車中も随分と読書が出来た。
ただ、水・お茶・コーヒーなどの飲料系を2セットが重い、自分の移動中の飲み物まで入れるとそれだけで3キロ近い。あと花は持ちづらい。
前日から降り続く雨の中を凄い荷物背負って出陣。
乗った早朝の電車は、朝帰りらしき長椅子に横たわるワイシャツの裾が全部出た背広男、疲れてる感じのスマホに魂を吸われる人々(自分も含む)。
乗り換えると、ユニクロの広告みたいな服装の仲良さげ男女。
乗り換えると今日も学校の学生がポツポツと。
いくつか乗り換えて最寄り駅に到着。
駅前から乗った霊園前にも停まるバスには自分を含めて3組乗車、全員霊園で降りた。
お彼岸の前後は霊園が無料バスを駅まで出すので経済的にはそれを利用するのが吉、ただあまり早い時間は走っていないので通常運行の街のバスを有料で利用。お金はかかるが早く着くのと空いてるのが良い。
朝早く来る人居るのねえ、知らんかった。マイカーで来る人も居て、少数ではあるが雨の中お参りしてる人は思ったより多くいた。雨に濡れながら竹ぼうきで掃いてる中年男性からはホントに真面目な人なんだろうなと印象を受けた。
お墓参りにキチンと行ってる人は信用できる人かもしれない。
僕なんかは行ったり行かなかったりで信用度は微妙だけど、
人生の安定性、経済的・時間的な余裕、家族を大事にするか?
色々なものが反映されている気がする。
今度、誰かに「最近墓参り行った?」と聞いてみようかな?。
自分も凄く忙しくて経済的にも厳しくて、お墓参りが極たまにになっていた。
霊園はかなりの田舎にあり、幾つものバス停留所を経過する中で見えるコンビニは1軒だけ。
背を伸ばして周りを見ると山から登る湯気は、自分が住んでる場所ではない別世界を感じさせる。凄いとこにお墓を立てたなぁ。
2か所目は子供の頃には何度か来たが随分久しぶりのお墓。親の代までは面識があり、エピソードは幾つも聞いたことのある人だが僕自身は直接会ったことは無い。
直系ではあるのでこの人居ないと僕は居ない事になる。
管理は親戚の誰かがやってるらしいが、それもよく知らない。
お墓からお墓へ行くのも珍しい体験だが、ネットのおかげで乗り継ぎはスムーズ。
駅から霊園入口までは小さい頃の記憶だが上手く行った、大まかな風景も記憶に有るものに近い。
詳細な場所を親に前もって聞いてみたが、区画や番地等で場所を覚えておらず、「正門から入って真っすぐ行って、大きめの水場があるから、そこを…」的な奴で、行けば何とかなるか??取りあえず行ってみるか?の感じだった。
霊園に入って言われた所をウロウロするも結局分からず、電話で親に再度問い合わせても分らず雨の中で途方に暮れたが、霊園管理事務所に念の為に聞いてみると、教えてくれた。
苗字が珍しいのが良かったのかもしれない。
今回は運よく見つかったが、普通は見つからないと思う、無駄足になる可能性が高いので限界まで調べるべきだ、今回であれば前日以前の段階で霊園管理事務所に相談する手も有った。
前日に我ながら変なことしてるなぁと思ったのは霊園内をグーグルマップの当時者視点でウロウロすること、霊園内をグーグルマップに撮っているグーグルも凄い、うまくすればコレで見つけられて可能性もあった。
辿り着いてみるとな何か違う。墓石が違う感じ。形がしっくりこない。
苗字は合ってるし、刻まれたお墓を立てた日付から推測するとウチのだと思うんだけど。
墓石の書体もしっくりこないんだわ。
数年前に親戚の葬式に行った時に、あの墓の管理は今は「○○ちゃんが…」みたいに言ってた高齢の親戚も亡くなってるし、その○○ちゃんが誰かが思い出せない。
結果、「これ大丈夫?」みたいな、ぼんやりしたお墓参りをしてきた。
何とも微妙、1日で2つ目のお墓参りのせいか、踏ん張りも効かなくなっていた。
コッチの霊園もまぁまぁ人は居た。
身内等に確かめて又行ってくるかもしれない。
今回は兎に角も久しぶりに行ってみる事が大事だったので、まあ良しとした。
こちらは公営の霊園なので霊園と言うか庭園と言うかなんかフラットな感じ。
お供えに持って行った、お萩あらため「ぼた餅」を持ち帰る、家では食べる人がそんな居ないので3個食べた、昨日と今日とで。
粒あんのを2個ずつ計4個持って行ったのだが、黄な粉と粒あん、粒あんとすりゴマとか、そういう組み合わせが売って無かったので全部粒あんだ。
粒あんの大きいぼた餅3個は多い、ちょっと飽きる。
救いは美味しい物であったこと。
やはり、良いものの方がいいね。
2月にも1か所行ってきたから、3か所済んだ。
1か所は植木が伸びて来てるから剪定をお願いした方が良いかもしれないな。もう1か所は、本当にウチのものか、そして誰が管理者か聞かないといかんかもなぁ。
自分の所が管理責任者のモノはよりしっかりしておこう。
今回行った霊園2つ、どちらも荒れたお墓が結構多い。
親戚関係の断絶や生活のゆとりの無さ、少子化と空き家問題と似た感じかなぁ。
ちなみに2月に行った霊園はある意味完全管理のお墓で、交通の便は良く、屋根あり下は完全に舗装で雑草1つ生えない、非常に頭の良い人が生前中に建てたお墓だが、賢い人はお墓もちゃんとしてるなと良く思う、しかも公営で管理料も高く無いはず。
お墓を探すと言えば、ドライビング Miss デイジー
「あった、ありましたよ、奥様!」
学習意欲と友情と差別問題への考えが高まる。
何より優しい良い映画だ。