Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

道案内の上手な人

道案内の上手な人に会った。
彼女はセブンイレブンの店員。

スマホの電池が切れ、込み入って妙に木々が多く見通しの悪い所で
日が長いとはいえ夕方も大分進んできた、迷子特有のあの不安感が出てきたが、
人に道を聞くのは苦手ですれ違う人に聞くかどうか10分は迷いつつ覚悟を決めてコンビニへ。

店に入り、品出し中でしゃがんでいる店員に道を聞きたいと伝えると立ち上がった彼女は高身長で
男の自分と比較しても大差ない。
茶髪と金髪が混じったような髪を後ろでまとめ、まつ毛に何か加工をしてるのか黒くて多く見える、目の周囲にはラメでも入ってるのか汗ばんでるのか、キラキラしてる。
目自体はカラーコンタクトでもしてるのか、瞳が黒ではない、単にハーフとかかもしれない。
大人しくて真面目と言うよりかは活発で不真面目に見える。
立ち姿良くハキハキしてるを飛び越えてパワフルである、喧嘩も強そうだ。

彼女は僕を連れ立って店の出入り口まで来てくれて
「どこですかね!?」
自分の住んでる自治体名を伝えると
「〇〇駅とか、○○通りとかハッキリした目的地が有った方が案内しやすいですね。」
じゃぁ、○○駅でお願いします。
「はい、では大まかに3つの行き方があります。」
遠回りでも良いので、一番迷いにくい奴でお願いします。
「そうですか、ではこの道を左にまっすぐまっすぐ行って下さい、途中下り坂になりそれも非常に長いですが信号がありますそこを右に」

「道なりに進んでドンツキを左に」

と進んでいって、
曲がる角は4つで、3つを過ぎたあたりで見晴らしが良くなり
目的の方向に有名な商業施設が見えてくるはずだから着けるだろう。
とのこと。

あまり丁寧に教えてもらうと申し訳ない気持ちにもなり深く頭を下げ感謝の意を伝え店を出る。

正直、角を2つも3つも曲がるとまた迷うかもなぁとも思ったが、問題なく到着できた。
ホントに遠回りだった可能性もあるが、交通量の多い見通しの良い道に早めに出そうとしてくれたのが良かったのだろう。
「左側にセブンイレブンが」「交差点にファミリマートが」「向いにローソンが」
と何故かコンビニ情報を入れてくれたので心理的安全が保たれた。
そこでまた聞けばいいや♪と思えた。

親切だな、相手のレベルに合わせて道案内出来る頭の良い人なんだろうな、
仕事も出来るんだろうなと思った。

 

※駅は地下鉄で線路が無い。

※ドンツキという言葉が引っかかってしまったが関西の方の言葉らしい。初めて聞いた。

 

 

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