Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

大江健三郎と無関係な映画

大江健三郎と無関係な映画

 

本とその時期に観た映画について書いておく。

直接の関係はなく、自分の中で関連付けられてしまった映画2作。

 

  • 黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌
  • 鬼が来た

 

まず、大江健三郎に関しては新潮文庫のリストで上の方から3冊は買った、その買った本を全部読んだかははっきりしない。

映画と関連付けられたのは1冊目の「死者の奢り(おごり)・飼育」になる。

 

死者の奢り・飼育

大江健三郎/著 新潮文庫 1959/09/29

 

この本には6作品入っている

「死者の奢り・他人の足・飼育・人間の羊・不意の唖(おし)・戦いの今日」

 

最初に読んだのは「他人の足」で、高校1年の時に現代国語の先生がクラス人数分コピー・配布し、授業に使った。

正直、高1に読ませる内容ではないと思われるが、この作者独特の異様な「いやーな」ものを感じた。

あの日の放課後が思い出せる位だ。

 

何年か経って、何となくこの文庫本を買ったら偶然にも「他人の足」が入っていて「またか!?」と。

だって、タイトルは「死者の奢り・飼育」だから、2本立てだと思うでしょうが~。

 

後味がそう悪くないのは芥川賞受賞作の「飼育」位のものか、でもなぁ。

他は加害者とも被害者とも傍観者とも言えない追体験を強いられ、読んだ後に目が虚ろになったと思う。

 

人の気持ちが分からない系の人は読んでみると幾らか分かるようになるかもしれない。

人の気持ちを感じ過ぎる人には薦めない、かなり影響を受ける、気持ちよく笑えなくなるかもしれない。

何とも言えない苦々しい気持ちになる。

その苦みに印象的な情景描写が加わって、脳内記憶に映像込みで格納されトラウマになる。

どれも辛いが、僕は「人間の羊」が一番苦手。

 

今は書店で大江健三郎フェアみたいになっている、こういう機会にでも多くの人が読むと良いな。

 

 

「死の奢り」は死体保管のプールとそこに浮かぶ死体が印象的な話で、その死体描写が妙に生々しい。

僕の20歳前後の頃に、友人の間や本などで「あるある」と言われていた高額アルバイト「死体洗い」の元ネタはこれかも知れないな等と思った。実際にあるかどうかは知らない。

その生々しい死体が、この映画にある。

 

黒い太陽七三一 戦慄! 石井七三一細菌部隊の全貌

日本公開 1995年 制作国 香港 上映時間 105分
監督 牟敦芾

 

森村誠一悪魔の飽食」を下敷きに、第二次世界大戦中の日本軍による、中国での人体実験の残酷な話を映画化したもの。後に丸々本当って訳でもないとも言われてるらしい。未読。

 

映画自体は社会派のつもりで作ったらしいが、実際はホラー映画と言った方がよい。

この映画での人体実験とは、極限状態がどれだけ人間にダメージを与えるかというもので、いかに回復不可能な障害を与えるか、どういう風に死に至るかをひたすら見せるものだ。一応、実験のテーマとしては気温の低い所に居た場合とか、有毒なガスがどうたらとか、どれだけ大丈夫か?を見てるんだけど、実際は全部アウトなラインに達してるので殺戮ショーみたいになってしまっている。

 

実際、自分の会員になっていたレンタルビデオ店ではホラーの棚に収まってた。

あらゆる要素を抜きにして、単純にホラーとしてみると合格点以上、お金も人もかけてるし良い方だと思う。

勿論、内容が人としてどうかと言えばNOでしかない。

あくまでも架空のホラー映画としてなら。

 

元ネタと言うのか「悪魔の飽食」は随分と話題になり、漫画等でもそのテーマは使われていた。石井隊長と731部隊は一人歩きする程有名で、NHKか日テレか生き残りの人のインタビュー交えたドキュメンタリーが昔有った様な気がする。

特攻兵器、沖縄地上戦と並んで戦時下日本の凄く辛い部分だな。

 

映画に戻る

この中に妙に生々しい死体が映る、なんと言うかしっとりして、存在感がやたらとあるのだ。これはホラー映画を守備範囲に持ってる映画好きの友人も共感してた。

 

年月経って、ネットで情報が出回るようになると、どうやらアレは本物を撮影したらしい。という事になり、動物虐待映像も含めて、不味い映画となった。

 

続編はDVD化されたが1作目はDVD化されなかった所を考えると、本当なんだろうなと思ってる。

なんかDVD化されてるような…。

 

 

「飼育」これも第二次大戦中で、アメリカ黒人兵を捕虜にしてする世話を飼育と称する何とも難しい話だ、取りあえず綺麗な文章は多い。

で、それと関連づいて思い出したのが

鬼が来た!

日本公開 2002年 制作国 中国 上映時間 139分

監督 姜文

 

第二次世界大戦時の中国が舞台で、はぐれた日本兵が捕虜として中国人に世話をされると言うか、匿わられる、内緒で保護される感じ。

その日本兵香川照之が演じている。

不思議な信頼関係と言うか、人の良い中国人と、はぐれ日本兵の物語である。

言葉の通じ合わない者同士の手探り感とかね。中国は土の国だなと当時思った。

飼育と逆とも言える展開、香川照之の暴走、これまた一度見れば忘れられない。

 

この映画2作は大江健三郎と全く関係が無い、ただ何となく思い出してしまう。

 

飼育は大島渚で映画化されている。

 

発表! 全メガドライブミニ2メガ投票を見て

メガドライブミニ2メガ投票

御馴染みの女性司会者にセガ奥成氏、開発・移植M2の堀井氏、ゲーム実況番組(有野課長ゲームセンターCX )の構成作家の岐部氏。

 

今回は岐部氏がユーザー視点の発言をしてくれて良かった、僕は大金は出せないが同意出来る部分が多い。

堀井氏の目の下のクマが凄い、ちゃんと寝て欲しいと思った。

 

www.youtube.com

 

見てない人は見た方が良い、興味ある人は。ない人は別にいい。

 

メガドライブミニ2メガ投票 タイトルランキング

メガドライブミニ2購入済み者のアンケートで購入動機となったタイトルは?  
  
1 スペースハリアー 
2 シルフィード 
3 ルナ エターナルブルー 
4 スペースハリアーII 
5 ルナ ザ・シルバースター 
6 ファンタジーゾーン 
7 ナイトストライカー 
8 ソーサリアン 
9 サンダーフォースⅣ 
10 アフターバーナーⅡ 
11 シャイニング・フォースCD 
12 ファンタシースターⅡ 還らざる時の終わりに 
13 チェルノブ 
14 エイリアンソルジャー 
15 スターブレード 
16 ぽっぷるメイル 
17 アウトラン 
18 シャイニング&ザ・ダクネス 
19 ニンジャウォーリアーズ 
20 バーチャレーシング 
21 夢見館の物語 
22 ふしぎの海のナディア 
23 ソニック・ザ・ヘッジホッグCD 
24 スタークルーザー 
25 真・女神転生 
26 電忍アレスタ 
27 ビューポイント 
28 TATSUJIN 
29 エクスランザー 
30 グラナダ 
31 ファイナルファイトCD 
32 魔法の少女シルキーリップ 
33 キャプテン翼 
34 パーティークイズ SEGA Q 
35 三輪サンちゃん 
36 パーティークイズ MEGA Q 2022 
37 新創世記ラグナセンティ 
38 スーパーロコモーティブ 
39 ゲイングランド 
40 ミッドナイトレジスタンス 
41 餓狼伝説2 新たなる闘い 
42 スプラッターハウス PART2 
43 ナイトトラップ 
44 スーパーストリートファイターII 
45 ふたりでぷよぷよSUN 
46 ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場 
47 まじかる☆タルるートくん 
48 天下布武 英雄たちの咆哮 
49 ボナンザ ブラザーズ 
50 炎の闘球児 ドッジ弾平 
51 ああ播磨灘 
52 エコー・ザ・ドルフィンCD 
53 メガパネル 
54 スターモビール 
55 闘技王キングコロッサス 
56 ポピュラス 
57 イチダントアール 
58 三國志III 
59 でびとぴー 
60 ワンダーメガコレクション 
61 コラムスIII 対決!コラムスワールド 

 

(これ用に作ったスペースハリアーが1位なのは、お二方共に感無量と言った感じ。)

 

ツイッター上のハッシュタグが多かったランキング

メガドラミニ2でプレイし、わざわざツイートした熱意あるユーザー数が多いと思われるもの、奥成氏的にはプレイ後に語り合いたいタイトルだろうと、特にシルキーリップ)

 

1 ルナ エターナルブルー 
2 シルフィード 
3 スペースハリアー 
4 スペースハリアーII 
5 シルキーリップ 
6 ファンタシースターⅡ 還らざる時の終わりに 
 ソーサリアン 
7 三輪サンちゃん 
 ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場 

 

(5位以下が波乱と言うか、面白い。自分も7位の2作は良く遊ぶ。)

 

購入動機になった媒体(メガドライブミニ2購入済み者のアンケート)

あんまり気にしてなかった、BEEP・FANとかコンティニュー?とか本を結構あげていた。見直さないと分からない。

 

奥成氏のジェネシスミニ2お薦めタイトル  

1 エレメンタルマスター 
2 ヘルファイヤー 
3 ラングリッサー1 
4 シャイニング・フォース2 
5 シャドーダンサー 

 

M2の堀井氏のジェネシスミニ2お薦めタイトル 

1 アースワームジム2  (堀井氏にもっと語って欲しかった。スーパーファミコンプレイステーションセガサターンまで出てるので名作なんだとは思う)

www.youtube.com


最も購入したい「セガ復刻ハード」(メガドライブミニ2購入済み者のアンケート)


1 セガサターン 
2 ドリームキャスト 
3 メガドラミニ第3弾 


 奥成氏いわく、SG1000は圏外かつ相当低め

岐部氏、SG1000のザクソンに未来を感じた。

(と言っていたがこれも同意。ザクソンかっこいい。)

 

スタジオ内の雰囲気的には可能性の有りそうな順

サターン>メガドラ>>>SG1000、DC?

 

メガドラ1,2と出て充分だろうに更にメガドラに期待するのは何故だろう?みたいな話の展開の中で岐部氏のコメント「メガドラ第3弾をやるとして、このお二人(奥成・堀井)なら何をやってくれるんだろう?という期待があるのでは? 」

対して

奥成・堀井氏はメガドラミニ3は無理っぽいニュアンスであった、「権利許諾と並行して作っていくのは超大変なんだよー」的な、販売できるかどうか分からないものを作り続ける実際の苦労+気苦労か。

 

じゃあ、セガオンリーならいけるのかい?とか思ったりもした。

自分はメガドラ第3段を希望、SG1000ミニと言うかメガドラ以前の機種のミニも希望。しかし、作ってる方が辛いんじゃ仕方ないとは思う。

凄い数が見込めるならやり甲斐もあるだろうけど、メガドラ以前だとメガドラミニよりかは売れないだろうしね。

その辺のゲームは世の中に出回ってて中古でも探せばあるものだから無理してまで作ってくれとは思わない。

とにかく

岐部氏のまとめコメントのレトロゲーム機○○ミニのプロジェクトを末永く続けていただきたい。に非常に同意。

奥成氏の発言中に岐部氏が食い気味に「金なら出しますよ、SG1000をおおおおお」みたいなトコが狂気をまとっていて良かった、レトロゲーマーは少し狂気を感じさせるくらいで丁度いい。

 

アンケートで目立った意見


希望が多かった中で現状無理だったモノとして、マニュアルをメガドラミニ2本体で画面に出すという事。本体の性能的に難しいのと読める画像サイズの説明書を入れるとデータ量が大きすぎる(メモリーを増やすことになると割合わないとかかな?)取説PDFはセガサイトから一括DL出来るからしてね、と念押し。

実は自分もアンケートでそれを希望してた…。

 

少し気になった会話


奥成氏もやんわり否定していたがSSのデータが、自分は飛んだ経験は無い。 セーブ用のロムカセットを認識させるのが困難なだけ。認識してしまえば後は問題なかったと思う。
サターンを木の床に直置きで直ぐ横を家族がバンバン歩くとかなら有るのかもしれないが、司会女性のゲーム環境は分からないからなぁ。

ユーザー層(メガドライブミニ2購入済み者のアンケート)

50台前後が多く、圧倒的に男が多いが女性も少しいる。子供も居たが保護者が買ってるんでしょ的受け取り方だったかな。


人気のジャンル(メガドライブミニ2購入済み者のアンケート)

ジャンル的にはアクション、シューティング、RPGの順で人気があり、女性に限ってはRPG、パズルの順だそうだ。

 

メガドラミニ1人気ランキング(メガドライブミニ2購入済み者のアンケート)


メガドライブミニ2購入済み者のアンケートでメガドライブミニ1も買った人のメガドラミニ1人気ランキング。


1 ダライアス
2 テトリス
3 バンパイアキラー
4 ガンスターヒーローズ
5 武者アレスタ
6 魂斗羅 ザ・ハードコア
7 幽☆遊☆白書 魔強統一戦
8 ファンタシースター 千年紀の終りに
9 モンスターワールドIV
10 ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌
11 スーパーファンタジーゾーン
12 コミックスゾーン
13 シャイニングフォース神々の遺産
14 大魔界村
15 サンダーフォースIII
16 ランドストーカー
17 重装機兵レイノス
18 魔導物語
19 レンタヒーロー
20 アリシアドラグーン

 

ダライアスと移植者を誉めていた、本業はお医者さんの方だそうで。

(自分は、この中だとテトリス、ないけどスラップファイト、スノーブラザーズ、コラムス、ゲームの缶詰の死の迷宮、スト2ダッシュ辺りをよく遊ぶ。)

 

光吉氏がCDの告知

それとバーチャレーシングの思い出少し。ゲームオーバーの音が好きとか。


感想

会社別に軽重ないが、ゲームアーツに丁寧にお礼を言っていた。大好評のシルフィード宮路武氏も亡くなられているしなんかね、ちょっとしんみりしたかも。


番組全体として発売前とすればテンションは低い、むしろ普通な感じで普通過ぎてうっかり何かを言いそうな感じに期待したが、聞き逃したか問題発言は無かったように思う。なんか有ったかもしれない。

 

海外版であるジェネシスミニ2の販促が目的、売り切れると良いね。

ただ、これでメガドラ系ミニの海外販売が弱い事が明らかになったので国内向けで勝負するならサターンと言うのは分かる。

そう考えると海外向けセガレトロ系ミニはこれで終わりの可能性もあるのかな?

あ-違うか、アストロシティミニは香港と中国、韓国、台湾では売ったと言うから、北米のみ弱いのか、いやアーケード系は強くて家庭用が弱いのか、うーん分からない。

 

ランキングで自分が感じるのは複数人同時プレイがメインのゲームが非常に低い、つまり一人で遊んでいるユーザーが多いだろうという事。
対戦メインは上位30には0、最下位のコラムス3を始め格ゲー2タイトル、イチダントアールにボナンザブラザーズどれも非常に面白いのに低い。誰かと遊ぼうと言うのはメガドラミニ2を買う目的にはならないんだなと。

クイズが少し上の方なのは一人でも楽しめるからだろう。

メガドラミニ2、ジェネシスミニ2のパーティーゲーム機としての性能は相当高いと思うんだけどなぁ。

そう言いながら、自分も一人で遊んでるけれども。

 

放送通り、弱いのはパズル、新規タイトル、加えてシミュレーション、海外ソフト、版権もの辺りか。
更に言うと、タイトル発表が後の方の作品は順位が低い傾向が有ると思う。購入動機はかなり早い段階のタイトル発表で決まってたってことかなぁ。

 

あくまで購入動機で、買った後良く遊んでるタイトルはまた色々だと思う。

自分はパズルやるしね。

 

言ってみればオールスターに選ばれた選手の中でのランキングなんで、上位がギュウギュウだから少しでも印象薄なのはランキング下位になるのは仕方ないことでもある。

 

奥成・堀井両氏セレクト外で、自分が経験済みの中で良いのは

  • リスター・ザ・シューティングスター、掴んで頭突き掴んで頭突き。
  • ベアナックル3も及第点は超えている、サイボーグGちゃんもネタキャラとしても面白い強い爺さんへの憧れはなんだろうな?ゴールデンアックスにもいるし。
  • ゴールデンアックス2も1とすると粒が小さくなった感はあるが要素は増えてるし
    楽しいとは思う。その後に3も出たし、評価はソコソコ良かったはず。

 

奥成氏セレクトのヘルファイヤー以外は遊んだけど全部良い。

堀井氏セレクトのミミズのゲームは遊んだことが無いから分からない。

 

www.youtube.com

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次のミニ

ツイッターでもyoutubeでも次のミニの発表があるのでは?と考えてる人は多かった。

自分も期待していた、が無かった。肩透かしと言えばそうなんだけど、

一応、

第一報と発売日と機種名

2018/04/14 2019/09/19 メガドライブミニ

2020/07/08 2020/12/17 アストロシティミニ

2020/06/03 2020/10/06 ゲームギアミクロ

2021/12/17 2022/07/28 アストロシティミニV

2022/06/03 2022/10/27 メガドライブミニ2

 

アストロシティは別口と考えて、家庭用枠は3年毎とかになるのかなぁ、それだとサターンと言うのも分る。

間が空きすぎるから、その間をアストロシティゲームギアでってなると

アストロシティは去年出てるから、今年はゲームギアか。

 

ゲームギアを予想してる人はツイッターとかでもいた。ゲームギアを6月発表の年内発売位でいけるとすると、その間を一端繋ぐ為の3月か悪くない。

にしても、単にSG1000は難しいですと言うだけと言うのも。

何か聞き逃してるのかなぁ。

期待されてる事は分かっているはず。

ジェネシスミニ2が売り切れないと発表出来ない縛りとかあるのかな。

 

雑誌だと編集後記みたいな感じだろうか今回は。

 

 

 

 

がんばれ!!タブチくん!!

今年の3月いっぱいで運営終了の動画サイトGYAOで、劇場版がんばれ!!タブチくん!! の全3作が無料公開中だったので見た。

3月31日までは無料で見られるはず。

 

良い息抜きになった、これを見るのはベストかもしれない、本当に良い感じの面白さ、4コマ漫画をアニメにした世界観はゆったりするのか。

スヌーピーなんかもそうだな。

OP、EDの歌は印象強く関係ない時に頭の中で流れ出す、それがまたいい感じ。


見たのは以下の3つ。

がんばれ!!タブチくん!! 
再生時間 01:34:18
がんばれ!!タブチくん!! 第2弾 激闘ペナントレース
再生時間 01:34:29
がんばれ!!タブチくん!! 第3弾 あゝツッパリ人生
再生時間 01:36:13

 

gyao.yahoo.co.jp

 

gyao.yahoo.co.jp

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最近だと新聞連載の「ののちゃん」の作者いしいひさいちが原作。

 

昭和54年から55年辺りの日本プロ野球の主にパリーグを舞台にした4コマ漫画で、登場人物が実名。

正直、この辺の記憶(知識でも良い)に自信のある人しかこの作品は楽しめないと思う。
あれば、野球もメディアのパロディー(TVCMとか)も家や街の感じも懐かしく見られる、平成のかけらもない昭和だ。「今の君はピカピカに光って~」「樹木希林のフジカラーの」とかをアニメーションにわざわざしたものを見られるとは驚き。

 

タブチくんは阪神と西武に在籍した田淵幸一の西武時代がモデル。最も美しいホームランを打つ選手と言われた田淵を
デブのポンコツキャラとして描いてる。

嫉妬深く心配性、計算高いが計算間違え、やせては太り、考えると上手く行かないが、何も考えてない時と感情が爆発してる時は割と上手く行く。
中々、複雑な人柄、しかし結局はデブでポンコツに落ち着く、良くも悪くもやってしまった上で居場所が有るのは羨ましいことだ。

 

Wiki見ると男はつらいよ渥美清を声優にしようとしたが叶わず西田敏行にしたとのこと。
これが、Wiki見るまでもなく、非常に寅さん。特に自宅でお嫁さんに怒る時のタブチ君はサクラに説教する寅さんのノリそのまんま。
西田敏行も上手くやるなぁ。

 

山田洋次監督(松竹がかも?)も「男はつらいよ」後の次のシリーズに西田敏行を据えようとしていた様(2作続けて主演)に自分は思ってるので、それをその15年も前にやってた芝山努は慧眼である。結局は学校幾つかやって時代劇路線に行くので無かったんだけども
(上手く行かなかったのかも)。

 

作品自体は映画と言うより、テレビ番組のまま話数を増やした感じなので、テレビアニメを映画にした際の水増し感や無暗に大げさにした感じはない。一つ一つの話は昭和ならではのテンポではあるが無駄な時間はない。
逆に映画っぽさはOPとEDのみで、これをわざわざ劇場に見に行くのかいな?とも思う。


低めのテンションで淡々と進んでいくものでハラハラドキドキとかはない。大爆笑もない、クスッ♪が数えきれないほど起こる位だが、今となっては構える必要が無く快適。


これを半年おきに3本、つまり1年半の間に3本公開してる。

随分と人気があったのかな?。

 

調べると、同時上映が

とても子供向けとは思えない、いや、そもそもこの頑張れタブチ君、アニメではありコミカルに描かれているが、内容は大人の世界の話で結構シビア、ファンタズムが見られる位でないとデブと食いしん坊ネタしか理解出来ないんじゃなかろうか?。

 

自分がどうかと言うと、多分テレビアニメを再放送で見たか、映画がテレビでやっているのを見たんだと思うが普通に面白がっていた気がするので、大人の世界の話を子供なりに楽しめていたのかもしれない、または話の内容と言うより単純にコメディとして動きとかを面白がったのかなぁ?。しかし、大人になった今の方が楽しめている自信が有る。

 

今の時代だとちょっと空気的に難しい様な、

欠点や弱点をドンドン指摘したり責めたりする行為、

それはそれとして責めてる側にも欠点や落ち度があったり、ののしり合いながらも

受け入れ合っている不思議と優しい世界感でもあるので、見ていて疲れることは無い。

兎に角、のんびりしている。

 

主題歌は名前が出てないがスターダストレビュー根本要、歌がいきなりカッコいいので、さぞや名の有る御仁の歌に違いないと名前を見ると「クレージーパーティー」どんな人だろう?と検索かけた。

 

西武ライオンズ誕生から少しの時期で、黄金時代に入る少し前の全然弱い時代、そして田淵は落ち目の時代と思われる。
それを漫画にして更にアニメ、映画にして受けていた時代と言うのに何か不思議な感じがする。

弱さや衰え、失敗に寛容な時代、また、それを面白がっても良い時代だったのかもなと思ったり。

 

昔は弱いチームを熱心に応援してる人が結構居たな。

年齢的に西武黄金期以降にファンになったであろう友人が居たが、彼にとってのタブチクンはどんな印象なのか聞いてみたかったな。

 

 

prime video

 

DVD、中古

 

 

youtube、音楽のみ。

ノンビリでオシャレで、主にはならずに存在感がある大人っぽい感じ。これ聞いてるだけでも気が休まる。

www.youtube.com

 

お墓参り×2

お墓参りを1日で2か所行った。

結論、2か所も行くものではない、どちらにも本腰が入らなくて色々な事がおろそかになる。

 

それはさておき、霊園の開門時間に入る所から始めれば周りきれるかな?と朝の5時台に家を出た。
花やお供え物は前日の段階で揃えておいた、準備をしておくことの大事さが良く分かった、当日は行くことだけを意識すればよく、時間配分や乗り継ぎお墓参りの実務に集中出来る乗り物乗車中も随分と読書が出来た。

ただ、水・お茶・コーヒーなどの飲料系を2セットが重い、自分の移動中の飲み物まで入れるとそれだけで3キロ近い。あと花は持ちづらい。

 

前日から降り続く雨の中を凄い荷物背負って出陣。
乗った早朝の電車は、朝帰りらしき長椅子に横たわるワイシャツの裾が全部出た背広男、疲れてる感じのスマホに魂を吸われる人々(自分も含む)。

乗り換えると、ユニクロの広告みたいな服装の仲良さげ男女。

乗り換えると今日も学校の学生がポツポツと。


いくつか乗り換えて最寄り駅に到着。

駅前から乗った霊園前にも停まるバスには自分を含めて3組乗車、全員霊園で降りた。

お彼岸の前後は霊園が無料バスを駅まで出すので経済的にはそれを利用するのが吉、ただあまり早い時間は走っていないので通常運行の街のバスを有料で利用。お金はかかるが早く着くのと空いてるのが良い。


朝早く来る人居るのねえ、知らんかった。マイカーで来る人も居て、少数ではあるが雨の中お参りしてる人は思ったより多くいた。雨に濡れながら竹ぼうきで掃いてる中年男性からはホントに真面目な人なんだろうなと印象を受けた。

 

お墓参りにキチンと行ってる人は信用できる人かもしれない。

僕なんかは行ったり行かなかったりで信用度は微妙だけど、

人生の安定性、経済的・時間的な余裕、家族を大事にするか?

色々なものが反映されている気がする。

 

今度、誰かに「最近墓参り行った?」と聞いてみようかな?。

自分も凄く忙しくて経済的にも厳しくて、お墓参りが極たまにになっていた。

 

霊園はかなりの田舎にあり、幾つものバス停留所を経過する中で見えるコンビニは1軒だけ。

 

背を伸ばして周りを見ると山から登る湯気は、自分が住んでる場所ではない別世界を感じさせる。凄いとこにお墓を立てたなぁ。


2か所目は子供の頃には何度か来たが随分久しぶりのお墓。親の代までは面識があり、エピソードは幾つも聞いたことのある人だが僕自身は直接会ったことは無い。
直系ではあるのでこの人居ないと僕は居ない事になる。
管理は親戚の誰かがやってるらしいが、それもよく知らない。

 

お墓からお墓へ行くのも珍しい体験だが、ネットのおかげで乗り継ぎはスムーズ。
駅から霊園入口までは小さい頃の記憶だが上手く行った、大まかな風景も記憶に有るものに近い。

 

詳細な場所を親に前もって聞いてみたが、区画や番地等で場所を覚えておらず、「正門から入って真っすぐ行って、大きめの水場があるから、そこを…」的な奴で、行けば何とかなるか??取りあえず行ってみるか?の感じだった。

 

霊園に入って言われた所をウロウロするも結局分からず、電話で親に再度問い合わせても分らず雨の中で途方に暮れたが、霊園管理事務所に念の為に聞いてみると、教えてくれた。
苗字が珍しいのが良かったのかもしれない。

 

今回は運よく見つかったが、普通は見つからないと思う、無駄足になる可能性が高いので限界まで調べるべきだ、今回であれば前日以前の段階で霊園管理事務所に相談する手も有った。

 

前日に我ながら変なことしてるなぁと思ったのは霊園内をグーグルマップの当時者視点でウロウロすること、霊園内をグーグルマップに撮っているグーグルも凄い、うまくすればコレで見つけられて可能性もあった。

 

辿り着いてみるとな何か違う。墓石が違う感じ。形がしっくりこない。
苗字は合ってるし、刻まれたお墓を立てた日付から推測するとウチのだと思うんだけど。

墓石の書体もしっくりこないんだわ。

 

数年前に親戚の葬式に行った時に、あの墓の管理は今は「○○ちゃんが…」みたいに言ってた高齢の親戚も亡くなってるし、その○○ちゃんが誰かが思い出せない。

結果、「これ大丈夫?」みたいな、ぼんやりしたお墓参りをしてきた。

何とも微妙、1日で2つ目のお墓参りのせいか、踏ん張りも効かなくなっていた。


コッチの霊園もまぁまぁ人は居た。

身内等に確かめて又行ってくるかもしれない。
今回は兎に角も久しぶりに行ってみる事が大事だったので、まあ良しとした。

こちらは公営の霊園なので霊園と言うか庭園と言うかなんかフラットな感じ。

 

お供えに持って行った、お萩あらため「ぼた餅」を持ち帰る、家では食べる人がそんな居ないので3個食べた、昨日と今日とで。

粒あんのを2個ずつ計4個持って行ったのだが、黄な粉と粒あん粒あんとすりゴマとか、そういう組み合わせが売って無かったので全部粒あんだ。

粒あんの大きいぼた餅3個は多い、ちょっと飽きる。
救いは美味しい物であったこと。
やはり、良いものの方がいいね。

 

 

2月にも1か所行ってきたから、3か所済んだ。
1か所は植木が伸びて来てるから剪定をお願いした方が良いかもしれないな。もう1か所は、本当にウチのものか、そして誰が管理者か聞かないといかんかもなぁ。

自分の所が管理責任者のモノはよりしっかりしておこう。

 

今回行った霊園2つ、どちらも荒れたお墓が結構多い。

親戚関係の断絶や生活のゆとりの無さ、少子化と空き家問題と似た感じかなぁ。

 

ちなみに2月に行った霊園はある意味完全管理のお墓で、交通の便は良く、屋根あり下は完全に舗装で雑草1つ生えない、非常に頭の良い人が生前中に建てたお墓だが、賢い人はお墓もちゃんとしてるなと良く思う、しかも公営で管理料も高く無いはず。

 

 

お墓を探すと言えば、ドライビング Miss デイジー

「あった、ありましたよ、奥様!」

学習意欲と友情と差別問題への考えが高まる。

何より優しい良い映画だ。

 

割れた卵の行方

発端

卵不足、卵の価格高騰、売り切れ続出と言われる中、その貴重な卵様を買った。

スーパーで買ったその他幾つかの食材と共に袋に入れて、自転車の前かごに入れて来た。

 

事件発生

帰宅後、レジ袋から出すと卵割れてた。

卵パック自体も割れ、レジ袋の中に白身がドロッと、卵の下半分が原型を留めてない。

店で卵パックを手に取った時と、家でレジ袋から取り出す時に重さがもう違っていた。

 

推理

思うに、卵パックの下に敷く食材が少なかったので自転車走行時の衝撃が緩和されなかった。

これまでの人生経験でもそうはない事、記憶にある限りでも今回を除いて2回。

まぁ、2迄しか数えられないけど。

 

現状分析

泣いていても仕方ないので被害状況を確認。

10個中5個が全壊、3個に薄っすらと亀裂、2個は無事であった。

 

計画

そんな卵を見ながら立案された「割れた卵救出プロジェクト」は以下。

  • 5個は殻を取り除き、今すぐ卵焼きにしてしまい明日1日かけて食べる。
  • 残りの疑惑の3、無傷の2はゆで卵にして明後日以降食べる(ゆで卵はこの時期なら冷蔵庫で3日は持つはず)。

 

実行

卵焼き

テフロン加工の鍋(ウチはフライパンは使わない)にオリーブオイルを入れる

ほぼ黄身のみを取っては鍋に取っては鍋にを繰り返し鍋投入完了

気持ち的には「ぐりとぐら」のホットケーキのスケール。

強火で一気に加熱、箸でかき混ぜるも全然火が通らない、

卵5個の世界はこういう世界かと、自分が井の中の蛙であることを再確認。

仕方ないので中火でゆっくり待ってから大きく混ぜる感じで作った。

 

ゆで卵

鍋を空けて水入れて残りの卵を投入

弱から中火の間位で加熱、問題なければ明後日以降に使える。

沸騰を確認、茹で時間タイマーを設定、ウチは11分。

5分経過、2個の卵はヒビから中身が飛び出て来てる、この2個はもう駄目。

10分経過、更に1個から中身が出てきた、この1個も駄目。疑惑の3個は全て駄目。

結果、完走出来た2個は明後日、中身が出たゆで卵は殻をむいたゆで卵と同等と考え当日中の消費すべしで3個は今日食べることにした。

 

ちなみに、ゆで卵を沢山食べられると凄さが認められる映画で暴力脱獄がある。ポールニューマン主演の名作だ。

生卵ならロッキーだろうか。

 

ぐりとぐら

 

 

 

HSPブームの功罪を問う (岩波ブックレット 1074) と、「繊細さん」の本少し

HSPブームの功罪を問う (岩波ブックレット 1074) 

飯村周平  岩波書店 2023/01/11

A5 ・ 並製 ・ 88頁・682円



内容はHSPの解説と、HSPブームについての注意喚起と、現時点でHSPについて学者(著者以外についても)がどう捉えているか。

 

目次は以下、岩波のページから

 はじめに

第1章 HSP「ブーム」の実情
 1 HSPの「発見」
 2 HSPはどこから来たのか?
 3 HSPという言葉の扱われ方
 4 HSPブームは身近なものに

第2章 HSPブームの功罪
 1 HSPはなぜ広く受け入れられたのか?
 2 HSPラベルと人々との相互作用
 3 ポップ化されて広まったHSP
 4 偏見や差別、誤解を助長する可能性
 5 HSP自認がむしろ自己理解や他者理解を狭める可能性

第3章 「消費」されるHSPブーム
 1 誰がHSPブームを「消費」しているのか?
 2 HSPブームの「罪」とどう付き合うか?
 3 HSPに関する学術的な情報源

 おわりに
 引用文献

HSPブームの功罪を問う - 岩波書店

 

著者は心理学博士で専門は発達心理学、現在は大学講師。

 

読むべき人は、
HSPかもなぁ、と言う人。お守り代わりに1回は読んでおくと良い。
陰暴論、スピリチャル、占い、が目にとまりやすい人も。
アダルトチルドレンとか発達障害、その可能性のある人も。

 

雑に言うと信じやすい人、騙されやすい人、傷ついている人だ。
良く言えば素直な人、正直な人か。

 

SNSとかで「私はHSPだから○○」みたいな文章書いてる人は、必読書。
大事な人生を損をしない為。

 

全部で90ページ程度、本編は80ページ足らずの小冊子。
HSP関連本を読んだことが有るなら1~2時間で読めそう。
関連本を読んだことが無くてもちゃんと解説してくれているので大丈夫、10分ほど余計に読む時間がかかるかもしれない。

 

この本は、自分はHSPだと思う事がどういう状態かを解説してくれている、個人差あるだろうが思い当たる文章も少なくないはず。

 

そして、
HSPと言う医学的にはあやふやな概念を拠り所にするのは、どっかのたった一人のおばさんの妄言を信じて生活するのと同じだよ。
それによって失われるものに危機感を持った方が良いよ。

と言う本だ。
実際はそこ迄酷くは言ってないが、その方向だ。


HSP、ざっくり言うと凄く「繊細な人」。
( はいぱー せんしてぃぶ ぱーそん = 超 感受性の強い 人 = HSP )


自分の生きづらさの理由をHSPであるとして、HSPだから日常生活・人間関係で普通の人以上に辛い思いをする。
しかし、同様の人が他にも幾らか居る、少数だが同様の性質をもった人、HSPがいるとして。
その人たちに向けて、こうすれば、あーすれば前向きに生きていける等と書かれた、一種の自己啓発本だ。

 

この分野の本がどうしてこんなに量産されたのか、メディアやネットでこんなにも持てはやされるのは何故なのかを分析している。
ブームのきっかけや受け入れた人達の層の分析など「流行」がどういうものかと言う観点で見ても面白い。
特にどの番組で取り上げらると流行るのかとか中々良い。

このブームに乗った人の傾向を掴もうとするのも面白いと言うか、うーん、なるほどとなる。


HSPとは何か、その考え方がなぜ受けいれられたのかに半分位はページを割いているが、「おわりに」あるこの文章が肝だ。

 

しかし、本書で論じた通り、実際はもっと複雑です。HSPと非HSPを分断するような発信、HSPを特別視する思想。HSPに対する、あるいはHSP自認者が持つ偏見や差別、誤解。HSPブームを「消費」する精神化クリニックや資格ビジネス、カルト団体。


引用文の一つ一つに対し本文では事例なり著者の考えなりを述べているので、その辺読むだけでも危機感が持てて、対応策もある。

自分がHSPだと思うなら、この全部に繋がる可能性が有ると思った方が良い。

 

特にHSPと言う概念が目くらましになって、発達障害その他への対応が遅れたり、医療行為風の何かに身を任せてしまったり、妙な世界に取り込まれない様にしましょう。


なんならHSP何とかって書いてる商売は全部が怪しい位の勢い。(じゃあ、この著者の本はどうなるんだよとなるが)

 

HSPアドバイザー、HSPカウンセラー、そんな短期間の勉強で取れる資格持った人ってなんじゃい?
そもそも資格保持者もHSP自認者ばかりじゃないの?。医者なの?ねえ医者なの?みたいな。
しかも、困ったことに医者も「お金になるんだHSPって、良し!いくぞ」と。

 

んで、これはHSPに留まらない、先にも挙げたアダルトチルドレン、他にも自己肯定感、アドラー心理学、その他を使って自分を理解・説明・救済しようとする人。

彼らは、これから新しい概念も生まれれば、それも採用していく。

しかし実際、救いになってる面もあるんだろう。


そういったモノを、その時々で「自分はそうだ!」と当てはめて、生きていく人に対して、しゃーないよ、生き難い世の中だしねと結ぶ。

 

しかし、本文に書いてないが、そう言ったモノ(科学を騙るインスタント宗教のようなものか…)に安易にすがるのでなく、
自分自身の問題を自分ごととして向き合え、何かのせいにするな、強くなれよ馬鹿!、食い物にされてるんだよ!!と書いてる様にも思う。

もうちょっと丁寧に言うと、覚悟を決めて旧来からある診断基準の検査を受けなさいと言う感じ。
実際は書いてない、感想。


僕ですか?
ええ、本文中の分析で流行のピークとされてる時期に読んだ。

「繊細さん」の本。第22刷。
実を言うと自分的には「繊細さん」の本の内容に結構納得してる。

読みやすいし、そりゃ売れるわと思う。
ちなみに、本文の中で最も代表的な本として引用されてるのも「繊細さん」の本。

 

HSPと題せず「繊細さん」と題したところに大成功のポイントがあると著者飯村氏は考えてる様だが、自分もそう思う。

 

(ただ、これはカルト宗教がその宗教名を言わずに勧誘する手口に似ているかもしれない。)


この本の表紙の色は「繊細さん」に寄せてるな、水色だ。書店で並べたらセットで売れるんじゃなかろうか?

功罪の「罪」を強めに取り上げているのは、HSP本には「罪」が書かれてないから。

そういう意味ではHSP本と合わせて一つともとれる。

 

HSPに興味ないなら、どちらもいらないかもしれないが、メディアを賑わす自己分析や自己啓発の世界には、この本で取り上げられた罪の面があるだろうから、自分は救われた、良い気持ちになったんだから放っておいてくれとするのでなく、他山の石としても役立つかと。

 

  • 論文を読みやすくした様な手堅い作り。
  • HSPの簡易的なテスト
  • HSPのついて、学者から見て有用な書籍(著者の本も…)の紹介、ネット上で見るならここをと言うWebサイト紹介(訳わからん奴の作ったページよりかは良いのでしょう)あり。
  • 参考文献紹介も丸まる4ページある。

 

薄い本の割に充実してる、良い。

 

 

 

 

私がとらわれていた「しなきゃ」

「しなきゃ」と言うより「してはならない」に変えた。

 

初詣の際の「おみくじ」を数年前からだろうか、もっと前かな?止めた。

初詣時は必ずおみくじを引いていたが、もうずっと引いていない。

ついでに言えば、占い系の記事は読まない、朝のテレビ番組でやる占いも見ない。

 

 フランスの哲学者アランの本「幸福論」の中の「予言」の章の影響だ。

 

占いは短期的には気休めや息抜きに励まし、娯楽にもなるが、本質は遅効性の毒物であると理解した。

触れた瞬間は気づかなく、元気な時は問題無いが弱った時にその力を拡大してくる。

そして占いの言うがままになる。

「占い」は「呪い」かもしれない。

 

「しなきゃ」にとらわれるようになる。

 

アラン 幸福論 - 岩波書店

この中の25.予言。

330ページの本なのに、この目次の量。

一つの章は3ページ程度で前後の繋がりとか無いので、適当に開いたところを読むシステムでも自然に読める。気になる項目があれば本棚に有って損なし。

 

目次

1.名馬ブケファラス
2.いらだつこと
3.悲しみのマリー
4.ノイローゼ
5.憂鬱
6.情念について
7.恐れは病気だ
8.想像力について
9.想像上の苦痛
10.アルガン
11.医学
12.ほほ笑みたまえ
13.事故
14.悲劇
15.死について
16.心のしぐさ
17.体操
18.祈り
19.あくびの技術
20.気分
21.性格について
22.宿命
23.巫女の心
24.われわれの未来
25.予言
26.ヘラクレス
27.欲すること
28.人はみな,己が欲するものを得る
29.運命について
30.絶望しないこと
31.大草原の中で
32.鄰人に対する情念
33.家族の中で
34.心遣い
35.家庭の平和
36.私生活について
37.夫婦
38.退屈
39.スピード
40.賭け
41.期待
42.行動すること
43.行動の人
44.ディオゲネス
45.エゴイスト
46.王様は退屈する
47.アリストテレス
48.楽しい農夫
49.労働
50.始めている仕事
51.遠くを見よ
52.旅行
53.短剣の舞
54.大げさな言い方
55.泣き言
56.情念の見事な説得
57.絶望について
58.憐れみについて
59.他人の苦痛
60.慰め
61.死者のための祭儀
62.とんまな人間
63.雨の中で
64.興奮
65.エピクテトス
66.ストア主義
67.汝自らを知れ
68.楽観主義
69.結び目をほどくこと
70.我慢強く
71.親愛の情
72.罵詈雑言
73.上機嫌
74.一つの治療法
75.精神の健やかさ
76.乳への讃歌
77.友情
78.決断拒否
79.儀式
80.新年おめでとう
81.お祝いのことば
82.礼儀正しさ
83.処世術
84.楽しませること
85.名医プラトン
86.健康を維持する方法
87.克服
88.詩人たち
89.幸福は徳である
90.幸福は気前のいい奴だ
91.幸福になる方法
92.幸福にならねばならない
93.誓わねばならない

 

 

 

私がとらわれていた「しなきゃ」

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