Aの記

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病歴を語る時間2

病歴を語る時間2

 

病歴を語る時間の記事作成をして思い出したが、僕の周囲で糖尿病の話を何人か聞いている。

 

その内の1人は父。長期間の糖尿病経験者だ。

酒、煙草、+相当食べるらしく、若い頃から糖尿病は始まっていたと思われるが、

母方の祖父母が心配して強制入院させ、減量+断酒+生活改善したらしい。

実際、僕も父の飲酒は一度も見たことが無い。

 

父に聞いた話によれば完全にアルコール中毒でシャッターの閉まった酒屋を起こすレベル、他にもアル中のみじめな告白エピソードを沢山持ち引き出しの多い人だった。

 

そんなわけで酒と異常な食生活を改善出来た父だ。しかし、煙草と縁を切るのは時間がかかった。

医者に、煙草で悪くなった肺の画像だかレントゲン写真だか見せられたりして、禁煙モチベーションは上げていた。

 

僕が小学生くらいまでは「わかば」と言う安物扱いの銘柄を良く家で見た。

ただ、煙草の害は理解し辞めようとはしていて途中からタール・ニコチン吸着フィルター的な物を使っていた。

後に禁煙パイポ的な物もしばらくの間使っていた。

 

僕が中学の頃には完全に禁煙に成功し、以降は一度も煙草と関わらなかったと思う。

鋼の意思である。

 

しかし、それでも糖尿病は続いていた。

 

で、僕は小学生くらいからアレルギー性鼻炎になり、慢性鼻炎、小児喘息、喘息とランクアップし続け中学生までの間に苦しい子供時代を過ごした。

 

父親のせいにも見えるが、僕は祖父母宅に居る事が多く小学校以降に関して言えばタバコの直接的被害は受けてないか少ない。

喫煙者当人を含めて家族中で僕だけが喘息持ち。

また、僕は煙草や箱や吸い殻は見たことあるが、煙草を吸っている父を見たこともない。

ちなみに父曰く「タバコを吸ってるかどうかは幾ら換気をしても壁の色で分かる」

(`・ω・´)キリッ

とカッコイイ風の発言をしているが、正直面白い。

 

中学の喘息ピーク時は夜の咳が止まらなくて仰向けで寝ることが出来ず、布団を丸めて抱き抱え上半身は起こした状態で睡眠に入ることも多かった。

睡眠に入ると言っても深夜1時位までは咳はどうしたって止まらないので、どうにもならんことではあるのだけど。

咳を続けて続けて続けた先に一瞬訪れる、静寂の安寧を皆に味わってもらいたい気持ちも少しある、アレは素晴らしいよ。

 

病院通いが功を奏したのか父の禁煙が利いたのか、それ以外の環境の変化が利いたのか分からないが喘息はピタッと止み、高校時代は割に健康ライフであったので良かった。

 

ちなみに、喘息のMAX時の痛みは背中に来る、肺は背中側にあるかららしい。

だから中学生の頃は咳による体力消耗と喉の痛み、背中がひび割れて中から具が出てきちゃうんじゃないか位の激痛に耐えながら睡眠がやってくるのを待っていた。

 

更に、喘息の薬が便秘にさせる副作用あって1か月位出ない事もあった。

アレも酷過ぎてレントゲン撮影したなぁ、思い出…。

逆に便通が快調だと呼吸器疾患にいい影響を与えるらしく、こっちから積極的に改善していく方法もあったりする。

 

なんかね、親も尽力してくれ僕もよく耐えたと思うけど、自分が産まれる前に親がタバコ吸っていた経験があると遺伝的に既にアウト説、乳幼児での副流煙の影響がトンでも無く大きい説とあり、喘息は避けようがなかったかもしれない。

 

あの辺は煙草に無頓着な時代だろうしね。実際、喘息になるのは少数派だろうしなった本人の問題にされる場合も多いんだろうなと言う感じはする。

でも、まあ治って良かった。

 

父の糖尿病は直りはしなかったが報道とかで聞く様な酷い状況にはならないですんだのは、早期に向き合い努力継続したのが良かったのだろうなと勝手に思う、偉いもんですわ。甘いモノとかチョコの一片すら食べたがらなかった。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」と安西先生は仰るけど、本当にね。

 

 

 

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