Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」と「真夜中の散歩者」

「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」と「真夜中の散歩者」

 

むずむず脚症候群・レストレスレッグス症候群と言う病気がある。
以前は僕も知らなかったが、ここ何年かはテレビ・ラジオでも紹介される事が
増えてきた。

 

突然に発症する場合もあるらしいので、「転ばぬ先の杖」として、少し下に貼ったNHKのリンク先は読んでおくとよいかもしれない。

 

むずむず脚(レストレスレッグス)症候群とは

 

安静時に、脚の内部に不快な感じ(むずむずする)が起き、集中力や睡眠が害される病気。

 

 

足がむずむずして寝れないときの対処法

「むずむず」が出てるのに病院に行けなくて辛い場合、どれかやると眠れるかも。

 

  1. 朝までに3時間も眠る事が出来れば良い方だ。何なら徹夜で朝出ても昼寝を30分出来れば回復できると考えて、それでもうっかり寝てしまった場合に備えて朝の準備を入念にしておく。
  2. 寝床の準備や明日の準備などを全て整えた上で安全な道(無いなら別の方法)を散歩する。帰宅後寝る。
  3. 入浴して体温を上げ、入浴後の体温が下がっていくタイミングで眠気が来るからそれを利用する。
  4. 人と関わらない
  5. イライラするような情報を入れない
  6. モノを考えない
  7. ハァハァハァハァ言うような激しい運動をして疲れ果てる。

 

今思いつく自己流の対策はこの辺。どれかをやればいいんで、全部をやる必要はない、

医療の専門家の考え方は以下のリンク先から見てください。

食事のとり方まで細かく書いてある。

 

NHKの「きょうの健康

www.nhk.or.jp


この病気の特徴

 

症状は、静かな状態の時に、脚の内側がムズムズしたり
痒くなったりしびれたりする、その不快な感じで
集中出来なくなったり、眠れなくなったり、じっとしている事が困難になったりする。

足の内側なので、爪でかいたから治る事はない。

 

長時間の正座をすると足がしびれる時があるが、あれの「最大値のしびれ」の
4分の1程度のしびれが、ずーっと感じられるというと少し伝わるかな?。
足先だったり、膝のすぐ下辺りまで来るときもある。もちろんしびれ・ムズムズがより強い場合もある。

 

夜に起きる事が多いが、昼でも朝でも起きる事はある。大体は安静時に起きる。

睡眠障害になったり、ストレスまみれの生活になる場合があるので
そうかな?と思ったら病院に行くことをお勧めします。

 

年齢が高くなってから発症することの方が多いらしい、

また、遺伝もするらしいので、家系に症状の出た人が居た場合は
苦しい思いをしない内にサッと病院へ。

 

体験

 

僕は小学生かその辺位から、この症状があって、
あるにも関わらず治ってない人なので書いておく。

正直、人生を損したレベルなので、賢い人は我慢しないのが吉。

 

経験の無い人やこれを知らない医者には、この苦痛は全く理解されないので、

症状+結果眠れない+日中の不調+パフォーマンスの低下+ストレス+ネットや書籍の解説

辺りで説明すると幾らか理解を得られるかもしれない。

 

小学生くらいの頃は寝る時に親も近く、眠れずにモジモジしてると怪しまれてしまう
足がムズムズして眠れない等と言えば、「寝てれば治る」となる。


が眠れる訳も治まる訳もなく、寝たふりをしながら耐える事になる。
そして夜中の2時3時まで起きてたりするわけだ。

軽くて、本当にジッと寝てれば落ち着く場合もあるので試す価値はあり。

 

余りに酷いと、寝た状態でジッとしていることが出来ずに足をバタバタさせたり、立ち上がってウロウロしはじめることになる。


流石に、親も不安になって救急外来に連れていってくれたりするのだが
いざ、病院に着くと症状は治まっていたりする。

 

仮に症状が残っていても医者が見ても何もない。
正式に調べようと翌日改めて行ってレントゲンを撮っても何の問題もない。
高学年になると「成長痛じゃないですかね?」とか言われる。
悲しい事に成長痛も起きたので2重に辛かったりした。

 

家族は恐怖した思うが、この症状が強く出た状態でジッとすることを強要されると

頭がイカレたのではないかと言う位に反発する場合がある。

インタビュー等で答える人が冷静なのは、殆どが症状が出てない時だからだと思う。

MAX時は結構厳しい感じになる。

 

(ムズムズが本当に酷い時にジッとしてるのは拷問に近く、泣いたりキレて悲鳴を上げたり暴れたりする場合もある、虫が何匹も入ってる箱に脚を突っ込んで我慢しろ、と言うものに近い。)


後に分かるのだが、脳内物質や何らかの栄養成分の関係だったりするらしい。
結果、足だけをいくら見ても何もわからない。

写真を撮っても写らない「お化けが見える」と言ってる様なものなのだ。

耳鳴りや幻聴、頭痛とかに近い物かもしれない。

 

当時はこの病気は余り知られてなかったらしく大学病院で見てもらった際もかすりもしなかった。
もちろん、この病気の専門家や睡眠障害系に行けば分かったのだろうが、
いくら足を見せてもどうしようもない話だったと分かるのは後の話だ。

 

 

中学に上がると部屋が親と離れた。
ムズムズは治らなかったが代わりに、部屋の中で動き回る事が可能になって
ムズムズを紛らわす事が出来た。

 

方法は、スクワットや腕立て腹筋等の筋トレに、
静かに腿上げをヘトヘトになるまでやるなど。
竹刀を最小半径で振り回すとかもやっていた。(部屋の電灯とかにぶつからない様にね)

 

が、一番効果的なのは「歩くこと」
親が寝静まっている場合は、こっそり外に出て30分とか1時間とか外を歩き回る。
すると足の事が頭から消えて楽になる。

ムズムズすることを忘れる事が重要。

 

そもそも、ベストは寝る1時間くらい前に風呂から出て、
ボンヤリしながら自分の部屋に入り、
何も考えずに眠りに着くと言う流れが最高なのだが、

 

家族から何か用事を言われるとか、明日の準備が何か残っていたとか
テレビ・ラジオで妙に覚醒してしまったとかあると、ムズムズしだす場合が多い。

眠っているところを何かの用事で起こされる際もムズムズしたりする。

 

感覚としては「足のムズムズしているのに気づいてしまった」感じ。
だから、家族に「今日は足大丈夫みたいね」等と言われたが最後、
「何で言うのかな????」となり、深夜2,3時コースになったりする。

 

すると中学以降の場合は、親が寝静まるのを待ち、深夜にこっそり歩き出す。

 

それでも学生時代は授業中に眠ってしまう事も多く、「俺の授業はそんなにつまらないかよ」的な感じで殴られたり、木材的なもので叩かれたりしたこともあるので若い人は気を付けて欲しい。(ひどい時代だ)

 

とは言え、教師も一時は感情的にはなるが評価のつけ方は冷静で成績は試験に準じたものだった。

 

ちなみに大人になってからは、眠くなったら室内をウロウロする、突然机の整理、壁の落ちかけた貼り紙を貼りなおす。別の部署に行く振りをすること等で誤魔化せる。

日中の眠気はいつか治まるので、それまで仕事する振りで誤魔化す、むしろ本当の仕事はしてはいけない。

 

休憩時間は椅子を並べて寝たりする。

なんなら仕事中でも「仮眠取ります」と言って15分くらい寝るのもありだが、これは職場状況にもよる。

 

「コーヒー、眠眠打破、ガム」的なものを摂取しまくる事をしていた時もあるが、身体に悪い気がするのでほどほどに。ガムも嚙みすぎるとアゴがどうにかなるらしい。

 

現在

 

最近は治まっていたのだが、どうやら又酷くなってきている。

病院に行くのが良いのだけど、小さい頃のトラウマか、どうせ治らんでしょうし、

分からんのでしょうし、問題ないんでしょ?

 

とイジケタ考えが自分は根付いてしまっていて、この病気に関して腰が重い。

でも、「今は治るらしい」。


別に死ぬ病気ではないが、キチンと眠れない、夜に突然動き回ると怪しまれて困る人、

ムズムズ足も病気の可能性のリストに入れておくとよいかもしれない。

結果的に不眠症(これがどういう病気か知りませんが)の様になるので、そっちも勉強したらいいのかもしれない。

 

でないと、僕の様に真夜中に散歩する人に仕上がってしまう。

 

※この病気について調べると「カフェイン・ニコチン・アルコールを控える」と言うのが出て来るんだけど、そのどれも殆ど取ってない少年時代から症状が起きてるので、自分は「どうかなぁ?それ」とは思ってる。ちなみに酒もタバコも全くやらないがコーヒーは飲む。でも、避けた方が安全かなぁ。

 

 

不眠症なんだよね」「夜なかなか寝付けなくてね」と言う人

とはこれまで何人か会ったが「大変ですね」と心の底から言っていた、とは言え他人事の様に。

 

この記事書くにあたって厚労省不眠症の所をチラ見したんだけれど、

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

 

不眠症って、シンプルに眠れない病気があるわけじゃなくて、様々な要因で結果的に眠れない人の事を言うのね。

 

じゃあ、自分もそうでした。

 

「眠れないんですけどー」で病院行ったら一発解決だったかもなぁ。

 

宮沢章夫

 

宮沢章夫が死んだらしい。

発表者の文面にある「牛への道」は非常に面白いから、

笑える本が好きな人は読んでみると良い。

 

寂しくなるし、つまらなくなるね。

 

「80歳の壁」和田秀樹 / 著 幻冬舎 あとは野となれ80歳

「80歳の壁」

 

和田秀樹 / 著 幻冬舎

 

 

 

全ての病気をコントロール等出来ない、老いは止められない。

それを受け入れた上でよりよく生きる方法を考えろ。

謙虚になれと言ってるのかな。

 

良い点

「読みやすく・速く読めて・分かり易い」

特定な現場のみでの結果論的な物言いがあるが、それは正論じゃないけどと但し書きが付くので極論の世界にはいかないで済む。

 

悪い点

新書で990円は高い。

話し言葉なので有難みには欠けるのと和田さんの声と顔がそのまま浮かんでしまう。

「80歳以降はいつ死んでもおかしくないんだから」と、

裕福な高齢者を想定してる文面が時折気になる。(若者より高齢者の方が豊かな人が多いのはそうだろうけど…)

 

本論

 

目次だけで11ページある、異常だ。
2,3ページ毎に1タイトルが多いが、凄いのだと1ページに2タイトルだ。

 

考え方は目次=索引かもしれないな、これは。
目次をパーっと見て自分の読みたい所を見つけて
そのページを見る。

むしろ、辞書に近いのか。いや目次ってそもそもそういうものか?。

これはこれで親切なのかなぁ、どうなんだろう。

 

とか色々先走った考えで、読み始めたが普通に読めた。
1つの流れでキチンと書かれていて、
その流れの中の見出し見出しを、タイトルとして立てているものであった。

 

売れっ子作家の高齢者向けの幸福論や健康法みたいな本。
意見や考え方は今時の健康本を幾らか読んでれば目にする意見が多いが、

実際に80歳の人が読むと驚くかもしれない。

医者の言うことを聞くなとか、ガンを治すなとか、太ってた方が良いとか。

 

作者は和田秀樹精神科医で病院も持ってる。
非常に多くの本を書いてる人でかつては受験勉強についての方なんかも書いていた。映画監督もやってるし、メディアの出演も多い。

 

正直、こういうタイプの人の本は内容が薄くなりがちなので好きではない。

同内容の本を色々な出版社から出したり(これは出版社にも問題あるか…)

1年後には古本屋にズラーっと並ぶ本だろう。

 

しかし、今の事を今の人が書いてる本を読むのも大事じゃないかと、
本の賞味期限は短かろうとも旬の時期に読むのであればメリットもあるんじゃないかと買ってみた。

 

特に最近はテレビラジオなどを見聞きすることが減ってしまって、世相に疎くなりすぎてるかもなあ、なんとかしないとなあ、の自衛の一つでもある。


大まかには

 

プロローグ
1 80歳と言う年齢
2 医療について
3 老化とそれにまつわる話
4 認知症・ぼけ
エピローグ

 

なので、普通に読む分にはまともな範疇かと。

取りあえず、ガン、塩分、タバコの捉え方に関しては賛同出来ない。
後は大体賛成かな。

 

全般的に、一般常識で言われてるよりも自分にもっと甘くてよい
どんなに自制しても悪くなる時は悪くなるんだから、その時その時の
ベスト、ベターくらいか、つまり無理しない範囲で楽しい人生を謳歌すればよい、

と書いてある。

 

ガンだろうが認知症だろうが、人生が一変するわけではない、
それ以前からの延長線上であって、落ち込んでも仕方ない。

 

告知される前の月、なんだったら前の年も実は病気になってて気付かなかっただけなんだから、その時は別に大したこと無かったでしょ?なら告知されてもそんな変わらんよ。
のスタンス。

仮にガンになっても痛いモノばかりではないし痛くても痛み止めがある。恐れる必要はない。

 

これに関しては割となるほどなぁと賛成。

 

高齢なら癌の進行も遅いから手術や治療で身体にダメージ受けるより他の選択をなど。

 

これは難しい。

 

事故とかでイキナリ死んじゃう人いるのに
80歳の人が先の事考えて、健康の為にアレコレ我慢は無意味。

これもまぁそうよね。

 

日本の多くの医者は、病気それ自体や検査結果の数値などの医療的な基準と

患者との違いを正す事を治療ととらえている。

正常値でないから異常。

異常を治す、治すためには健康を害しても構わないし、患者が苦しむのも気にしない。

 

それで良いのかを自分で考える必要がある。医者に逆らう事になるかもしれず

結果、現在の医療機関から放り出されることも覚悟のうえで自分にとって良い人生を選ぶ必要がある。

 

でないと、医者のモルモットになって終わり。

それで苦しみ抜いて少しだけ長生きして死にたいですか?。

 

と言う話で、人生に対しての完璧主義は捨てる必要があるし、権威(医者)との対決も必要。

直すべき病気、というか症状か、生活に支障をきたすものは治す必要があるが、

少し具合が悪いを全快にするために身体を切るのかい?

1日10種類以上の薬を飲むのかい?(副作用あるよ)

的な。

 

特に80歳以降と言う、無理が効かない時期をどう生きるか

一方的勝利はなく持久戦であり、

昔から言う、上手に病気と付き合う感じ。を頭に入れておけになるのかな。

 

それと、糖尿病の薬が認知症をすすめてしまうのでは?と言うのは初めて聞く考え方だった。

(確かに、喘息の薬が便秘にさせるとか、結構変なのあるんだよね)

 

内容的には流行作家の新書でよくあるボリューム
一生の本になるようなものではない。あっという間に書いたんだろうなぁ。

 

まぁ、医療は患者が考えてる程に万能じゃない、なんなら大して良くならない場合が多い。と言ってるのかも。でもそれを医者が患者に言うことないかもね、とも。

 

読む方もあっという間。

ただ、難しい本を買って5年寝かすよりは全然いいのかも。

 

3月の段階で長く続いた体制への批判を普通にしてる辺りも面白い。

その発言・姿勢ゆえに身の危険を感じながら生きていたと書いてる辺りも興味深い。


幻冬舎はなんとなく体制寄りなイメージがあるけど、
この位は平気なのかな。そりゃそうか。

 

おススメと言うほどではないが、良い方の刺激もあるし良いかと。

タイトル付けは何か微妙だけど、普通とは逆で壁の向こう側と言う意味なのかな。

(帯にもそう書いてますね)

 

もう戦わなくて良い人生の開始時期が80歳で、全てを受け入れ

自分に良いように取捨選択することで

幸福な人生が始まるよとか、そういうのかな。

 

医療常識や体制に対しての、向こうっ気の強さに敬意を表して。

 

和田秀樹 公式ポータルサイト│ヒデキワダ・ドットコム

和田 秀樹(ワダ ヒデキ)の出演番組一覧 - 番組表.Gガイド[放送局公式情報満載]

和田秀樹@YouTube (@wadahideki_ch) / Twitter

 

今週のお題「はてな手帳出し」メモ欄重要

今週のお題はてな手帳出し

手帳の写真

手帳の写真

 

手帳は同じものをずっと使うと後年振り返る時に便利らしい。
と聞いたことがある。本棚に並べても見栄えが良いし。

僕はその時々で適当だ。

しかも、日記帳、手帳、スケジュール帳の区別がイマイチついてない。

 

無意識の手帳

 

記憶に残る最古の手帳は、親が銀行かどこからか貰って来た黒い手帳で三方金

kotobank.jp

が施されたオジサンが持つような手帳で、中々に渋い子供であった。

 

中高生あたりは学校がくれた生徒手帳を本当に手帳として使っていた気がする。大して書くこともなかったのだろう。

今、思うと糸で綴じられていて手間かかってのかなぁ?と思うがそういう時代だったのかな。最終的にはほつれてしまうのですが。

 

その後は、当時親がミスタードーナツをよく利用していた様で年末年始どちらかに貰ってきた手帳を使わせてもらっていた。
バインダー式のしっかりしたもので重宝したように思う。
これが何年か続いた。

 

この子供から20歳前後辺りまでは雑誌の付録なんかも使っていた気がする。

兎に角、手帳を買うと言う意識がなかった。

 

ジブリの手帳を少し使った記憶があるな、あれはなんだったんだろう。

ジブリの文房具が割とあった、アレは買ったのか貰ったのか?。

 

 

自分で選ぶようになる

 

流石に、貰い物では通用しなくなってから選んだのは高橋書店のもの。
毎年、能率手帳と迷っていたが高橋が多め。
「手帳大賞」で公募された名言も毎年面白かった。

 

www.takahashishoten.co.jp

「友達以上唐揚げ未満」や「お前、一年前の悩み言える?」など、しょうもないのが中々良い。

最近ちょっと良い話系が多すぎる印象があるが、こう言うのがまた増えると良いな。僕はこういう方が印象に残る。

 

 

高橋、能率に無印良品の手帳が入って3強時代が長く続いた。

無印の場合は白、他の場合は黒で単色のカバーが殆ど。
そして、一貫して大き目の物を使ってた。

 

 

変わった手帳


最近は、気分転換と思い、ブルーバックスの科学手帳をつかってみたりした。カバーはリバーシブルになっており裏返して無地に近い感じで使用した。

 

bookclub.kodansha.co.jp

 

全ページの内、およそ4分の1は科学資料が掲載されており、物理・化学、天文・宇宙、地学、生物、数学、単位・物理定数、単位換算表、オリンピックに関するデータ、ノーベル賞受賞者名、講談社科学出版賞受賞作・作者名が載ってる。

 

これ単体では事実の羅列なので勉強になるわけではないが、分からないなりに頭の中に正しい知識や好奇心の切っ掛けの様なものが仕込めると良いなと期待した。
実際、ふとした空き時間に見たりはしていたので仕込まれていると良いのだけど。

残念ながら賢くなった感じはない。

 

それと365日毎日の様に、何かが発見・判明・発生・設立、誕生、開始、打ち上げ、完成されており、「人類凄いなぁ」とか思ったりした。

一生に一回位は面白がって買っても良いんじゃないだろうか。

手帳として考えると便利ではないし、逆に毎年買うものでは無いかもだけど。

 

 

文房具メーカーの手帳


今年(2022)のはコクヨの手帳だ。

www.kokuyo.co.jp

リンク先の内のBizタイプと思う。

 

年末にかけてドタバタしすぎて手帳の事など、すっかり忘れていた。

食材の買い出しにスーパーに行った時に文具コーナーに売ってたものを適当に購入。

 

手帳と言うよりスケージュールノート・日記帳か…。

本扱いの手帳ではなく、完全な文房具、要は日付の入った樹脂カバー付きノートなので出版社が出してるような豆知識系の情報はゼロ。

 

ただ、罫線の見やすさ、書き心地、開き具合、触った感覚の良いマットな樹脂カバーと、いい点が多い。

こういう評価の軸になりにくく、売り文句にするのに伝わりにくい機能って損よね。

 

(科学手帳の様に作りが普通の本だと背の部分がペタンと折れないのでそのまま開いて置くことはできない、癖をつけたりペンを置かないと閉じてしまうし癖をつけるとその後に膨らんでしまう。更に表紙カバーがツルツルし過ぎていてべたつく時がある。

しかしツルツルゆえの透明度の高さは見ていて気分が良い。難しいところだ。)

 

コクヨの悪い点としては巻末のメモ欄が数ページと無いも同然で、多くのメモを残そうとする場合に圧倒的に容量不足、まぁ科学手帳は巻末メモページ「0」であるが。

 

コクヨのはノート多枚数タイプと言うのもあるらしく、それはメモが80ページ分あるらしい。

そっちが良かったかな。

 

そういえば、母親が長年愛用していたラジオ深夜便日記手帳が
2020年版以降に出されない事が分かった時は参った。


2020年末、ネットにない、本屋もない、聞いても「入ってない」としか言わず、最終的にNHKサービスセンターに問い合わせて「来年は作らない」との回答を貰った時は驚いた。

 

2021 年版カレンダー・手帳商品の販売について

https://www.nhk-sc.or.jp/pdf/nhk-sc_topics_202010.pdf

※最下段 NHK名曲アルバムカレンダー、とっさのひとこと日めくりカレンダー、ラジオ深夜便日記手帳は、2021 年版は発行しておりません。


理由は聞いてないが、2021年版がないのは分かったが再来年の2022は出したりますか?と聞いたところ

「再来年は未定」とのことだった。


そう言うことがあるんだ…と言うか、売れてなかったのかアレ、と。
代用品に、同社の女性手帳を買ったが、母は他の手帳も買ったようなので完全互換とはいかなかったようだ。

 

深夜便日記手帳は手帳のサイズが持って書くのに丁度よく

罫線の幅が広めで、A罫若しくはそれより広いのかな。

ソレ以外のもので丁度いいのが無いらしい。

 

ラジオ深夜便日記手帳は2021に続いて2022年も出なかった。どうやら2023年も無さそう。

残念なことだ。

 

 

購入時期


僕はいつもギリギリに購入、年明けの場合もある。
雑誌の10月号になると手帳特集が始まったり本屋に手帳コーナーが出来たりするが、この辺に手帳を意識したり買う人は偉いなといつも思う。

 

大体は年末までどうするかを考えるのが精いっぱいで来年の事など頭が回らない。

手帳を早く買う人程、年収が高いとか成績が良いとか、人生上手く行ってるとかあるんじゃなかろうか。

 

当然ながら来年の手帳について

今はまだ何も検討していない。

 

Amazon

 

 

楽天

 

 

 

やりたいことをやれ 本田宗一郎著 《本田技研工業創業者》

やりたいことをやれ

 

本田宗一郎著 《本田技研工業創業者》

発売日 2005年09月05日 PHP研究所

 


目次の後ろにこうある

「この作品は、1985年にPHP研究所から刊行された『本田宗一郎「一日一話」』を改題し、再構成したものです。」

 

出版社の紹介ページを見るとこの文面がある。

 

本田宗一郎氏が、様々な場所に書き、語った言葉の数々を一冊にまとめたものが本書である。」

やりたいことをやれ | 本田宗一郎著 | 書籍 | PHP研究所

 

感想

ホンダの創業者の本田宗一郎ですね。

ただ、もうこれは本田宗一郎「著」にしては駄目です。

上の、2点の注意書きから分かるように、本田以外の人間が適当にツギハギで作った本だ。

 

酷すぎる、読むのが生き地獄。つまらん。
読みながら眉間にシワが寄ってしまって跡が出来た。

 

文章か講演録かインタビューか分からないが、丁度1ページに収まる所を適当に拾ってきて
本文の中からタイトルになりそうなの拾って付けた物が366編。

 

話の選び方も無茶苦茶だし、順番も変、
結局、同じような話を拾ってしまってるから、ダブりの印象を薄める為にばらけさせてるんだと思う。

内容も社長を辞めた後のみの文章で、本田自身も言ってるが老害感が凄い。
これまた本田自身で言ってるが自己弁護が凄い。

 

不快になるから読まない方が良い、むしろ読んではいけない。。

ここで書かれたエピソードを他の本で読んでいるとかであれば、前後関係や意味合いがある程度分かるから、少しはマシになると思うが、
これだけ結論っぽい部分だけ引っ張ってきちゃうと、自分にとって都合がいいように屁理屈こねてばかりに感じられて
読んでて馬鹿になりそう。

 

一応、弁護しておくと本田宗一郎の自著と思われるもので
こんな酷いのは無い、自分が呼んだ中でと但し書きは付くが。
ここ数年で読んだあらゆる本の中で最低レベル。

 

勿論、発見や認識を新たにする部分もあるよ、例えば、本田は本読まないと言うけど、講談物、日本の古典、方丈記とか、歴史物、こういうものは読んでる。
とか、弟や息子や夫人についての部分とか、子供の頃の話とか、例えば井深さんの本で書いてた奴ね、みたいのとか。

ただ、極わずか、そんなの。
それだって、まぁまぁ読み難い。

 

これは本田宗一郎の問題(チョット、いや大分あるよ、大問題だよ、でもそれは置いといて)ではなく、作り手がおかしい。


芸能人が逮捕されてる時とかにワザと顔のゆがんだ写真を報道につかうとか、
前後の文脈無視して、上手く切り取ると問題発言になりそうだなーっというのを
集中報道するのに近い。

 

どういうつもりで作ったんだ?。

 

本当につまらん。

 

書き足し

元の本が1985年刊行だから、本田宗一郎ご健在だな。

じゃあ、本田宗一郎が悪い。

ドッチにしても読まない方が良い本。

 

にしてもだ、本田存命中は「一日一話」で内容に

芸者遊びだ、浮気だ、※人魂だ、UFOだ、があるのに

死んだ後に改題して

「やりたいことをやれ」って酷すぎだろ。

やっぱり作り手が悪い。

 

※技術者の発想と行動 佐 野 彰 一 インタビュアー:杉本富史

https://www.jsae.or.jp/~dat1/interview/interview130913.pdf

人魂実験の統括をやらされていた人のインタビュー。これは面白い。

 

書き足し

昭和の名経営者として評価の高い松下幸之助の出版社PHP

同様に評価の高い本田宗一郎ネガティブキャンペーンを張る為に作ったんじゃないか?と思う位だ。(我ながら流石に考えすぎ。)

 

今週のお題「キャンプ」クリスタルレイク

今週のお題「キャンプ」

ホラー映画の13日の金曜日を期待された方には申し訳ありませんが、

後半に少し例えとして書いているだけで、クリスタルレイクに行ったことがあるとかそういうわけではありません。

 

本題

アウトドア派の友人が多かったのでキャンプには何度か行った。

今みたいに流行になる前で、初期は地味なものだった。

小中学校の夏の林間学校・臨海学校のようなもので、

凄く楽しいと言うものでもなかった。

 

ただ、良い思い出にはなってる。

 

免許取り立ての人間に練習がてら運転させて死ぬかと思わされたり、

(いつの間にか後ろで寝ていられるほど上達してた)

釣りしたり(俺は釣れない)

夜中とか謎の音がしたり(表現のしようがない)

 

ヘビの抜け殻見つけて、間違いなく居るから帰ろうと思ったり

手のひらサイズの蛾が飛んできてパニックおこしたり

逆にレアな昆虫が出て、突如、昆虫博士魂が目覚めた奴が

灯りを求めて夜にウロウロし始めたり(自動販売機とか、虫が集まるんじゃないかと)

 

何の虫か分からんけど刺されて帰宅後一か月位塗り薬塗る羽目になったり(痕が長い間残った)

過酷過ぎて過敏性腸症候群になったり(インドア派なんだよ俺は)

 

良い場所が無くて全体的に斜めな土地にテント立てて

平衡感覚が狂った状態で生活したり

携帯各社の電波状況を確認し合ったり(ドコモ最強)

 

途中でよった店が店内に置いてある雑誌の傾向から危険を感じて

穏便に早めに退店したり。

(「悪魔の追跡」と言う映画が面白いよ)

注文の多い料理店的な感じで。

 

書ききれないが色々ある。

最初はキャンプ初心者だったから、全力出して焼きそばだったりしたが、

最後の方はお嫁さん軍団が来て、キャンプとは思えない豪勢なモノを作ってくれた。

調理器具もドンドン揃っていって鍋も大きくなってて、外人のキャンプみたいになってた。

 

併せて今思うと、キャンプの良かった点として、計算通りに行かない状態での考え方や行動のトレーニングが出来た事がある。

・なんでアレ持ってきてないんだよ

・なんでこんなもの持って来てるんだよ

が多発する、必ず起きる。

 

ソコで怒ってもしょうがないんで、買い出しに行くか現状ある物で工夫するかを

早急に決める必要があって、だってすぐ暗くなるからぁ。

あの辺の揉め事は勉強になるし、むしろソコで皆が盛りが上がってくるところがある。

 

ハンドル付きのスケボーみたいのが有った時は流石に…、舗装されてないトコでどうすんだよ?。でも、わざわざ舗装されてるとこまで行くんだよね、やりたいから。

後は、他の人のキャンプ用品とか見て勉強したり。

 

ソロキャンプとか今聞くけど、人里離れたとことか山の中で

1人で夜を過ごす勇気は無い。イカレた集団とかが襲ってきたらどうするんだろ?

キャンプ場をずっと監視して狩場だと思ってる単独な凶悪犯なのもいるかもしれないのに。

流石に、おしゃれした女性がソロキャンプはないだろうけども、都会でも一人暮らしだと思われない様な買い物の仕方する人も居る位だしね。

 

元々、13日の金曜日とか悪魔のいけにとかあの辺のホラー映画のイメージがあるんで、怖いのよね見知らぬ人気の無い土地が。

物凄い続編出てるし(13日が12作、悪魔が9作…もうそんな出てるのか)、間違いないわぁ。

 

※クリスタルレイクは映画「13日の金曜日」の舞台になるキャンプ場。ここでホッケーマスクの怪人ジェイソンが大暴れする。

 

ただ、緊急時のサバイバル訓練の入門編な感じでキャンプ趣味を持つのは良いことかもなぁ、と思ったりはする。日帰りとかで。

 

以上。

 

 

 

 

 

 

 

「わが友 本田宗一郎」 井深大 (ホンダとソニーの偉い人)

わが友 本田宗一郎

 

井深大(いぶか まさる)
文春文庫 発売日:1995年03月10日 

 

自分の持ってるのは旧文庫版

 

井深氏の思い出と引用で構成されているので、凄く内容が濃い本と言うわけでもない、読める人は2時間かからず読み切ってしまうだろう。

 

有名人同士の「友」なんて言葉は上っ面感があるが、昭和30年前後からの交流だそうだ。ソニーがラジオを出して名が知れたところに「トランジスタ」をエンジンの点火装置に使えないかと相談に来たのがスタートだと。
結局、仕事自体は流れてしまったが、交流は続いたとのこと。

読むと本当に仲が良さそう。

 

これのTR-55が出た辺りからかな。

www.sony.com

 

物作りに長けた二人だけに響きあうのだろう、対談は盛り上がると言うかエスカレートする感じで、荒っぽい感じすらある。

昔の対談は井深も気の強さや若さがでているが、後になればなるほど穏やかな物言いになっていくのも面白い、本田はあんまり変わらない。

 

物作りとは実業とは企業とはこうあるべきと言う一種理想論が語られているが、今もどちらの会社も大企業で居られる辺り、後進の人も引き継げているんだろう。

 

官と絡むなとか本業以外での儲けに意識を取られ過ぎるなとか、現在の日本の産業界を見たら激怒必至のお二人です、ただ、下請けの意識(作れと言うもの作って)で物作りして新しいものが生み出せるかと言えば、難しかろうとも思うので。

この二人の言ってることは正しいのだろう。

 

尊い考え方と人間性の人達です、藤沢さん盛田さんはこう言う人達が存分に能力を発揮できる環境を作る為に尽力したのでしょう。

新しいモノに取り組む姿勢が学べる。

 

あと、日本が最初にやるべきは技術者に金を払うことですね。
良い技術者にはさらに金を払い、良い技術者を育てた者にはさらに高く払う。


ホンダを外部からの視点で語るのは面白いです、最初の失敗作のスクーターのデザインを売ってくれと言ってきたイタリアメーカーを断る話とか。
CVCCシビック貰った話とかね。

 

あと、幼児教育についても少しあるか、あの辺もいい。

 


井深氏、解説の秋山氏の両氏が、多分わざとやっていることで、
神様本田宗一郎を人間に戻す作業がある。

井深氏に向かっての本田の発言「女房より先に死にたい。俺は女房がいないと何もできない男なんだ」
や、講演会で本田に面白い話をさせる方法とか。
この辺は社内の人は書けない部分なので大事。

 

解説が最期に引用している井深氏の発言「~彼が先に死んでよかったんだ」
人の最期と言うのは大体において気が滅入る。

 

良く言えば「寂しがり屋」悪く言えば「孤独」な人だったのかもしれない、本田。

ネアカな孤独、人生ハードモード。

 

天衣無縫・天才に見える本田が、実は地に足のつかぬ、感情や執念の塊で
勉強を嫌い、本も読まず、科学の基礎知識すら身に着けていない。

 


それが、周りの全力のサポートでもってあそこまでなれたんだとしたら、

恐ろしいことこの上ないし、一種の悲しさと狂気を感じる。

 

が、井深氏は素人であることは欠点ではないと考えてるようで、心強い(誰が?俺がだ)。

 

先ずはゴール(何を作る・するか決めて)を設定して、方法は何でもいい。
取りあえずすぐできる方法や思いついた方法で試してみてダメなら別でやればいい、何度やってもわからなければ専門家に聞けばいい。

本田も井深もそんな感じらしい。

 

ただもう、本当の本当に大事なのは自分を認め大事にしてくる有能な相棒を見つける事だな。

 

井深氏の本田さんは飛行機が好きで…飛行機を作ったかもしれませんね

と言う文章があるが、1991年時点知られてないが、実は本田存命中に本田宗一郎に隠れて飛行機の開発は開始されていた。設計リーダーは社長に強く「本田宗一郎には言うな」と口止めされていたがトイレで本田と一緒になってしまって困ったと何かで書いていた。

飛行機開発にGOを出したのは3代目社長の久米だ。
本田社長現役時代の空冷押しに「水冷でしょうがぁ」(吾郎さん風)で出社拒否したりした人
ホンダは出社拒否する逸話がチョット多めよなぁw。しかもそれが社長だもんなぁ。
その癖、本田に内緒で本田が作りたいものを作ってくれるし、いいね。

 

無料で読める、3代目のインタビュー記事、PDFだからPC環境の方が良いかな

この本とは無関係だが人となりが感じられて面白いし、ホンダの企業精神が少し見える。

https://www.jsae.or.jp/~dat1/interview/interview040212.pdf

 

簡単に読める本だが、書いていることを自分で試してみないと
彼らの真意は分からんと思うので何か作ってみましょうよと言うことでした。

 

本田ソニーの協業の話を聞いて最初に思い出したのはこの本だ。

創業者存命中ですら1回チラッと上手く行っただけの関係。

 

友としては良いが会社同士となるとプライドの高い企業同士、バチバチになるだろう。

井深自身がそんな感じで書いてる。

上手く行けばとは言わない、面白くなればよい。

 

10代以来の再読だが、昔よりもよくわかる。年を取るのも悪くない。

 

 

紀伊国屋書店から引用

www.kinokuniya.co.jp

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出版社内容情報
今日の日本を築き上げたSONYの井深大氏とHONDAの本田宗一郎氏。二人が確かめ合った企業人の覚悟、そして男の誠実と友情

内容説明
町かどの小さな工場を、世界的企業のホンダとソニーに育て上げた本田宗一郎氏と井深大氏は、心を打ち明け、信頼しあえる仲であった。戦後日本の代表的経営者の二人は、40年間の交りで何を語り、確かめ合ったか。親友だけが記すことのできる“本田宗一郎の真実”、そこには明日の日本への大切なメッセージがある。

目次
本田さんと私
技術者としての使命感
ものをつくることへのこだわり
見たり、聞いたり、試したり
ふたりが、共に目指したもの―対談・一九六六年
「日に新た」
論理より直観〔ほか〕
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表紙の絵は本田

 

加えるなら「前書き」があって、本編は紀伊国屋書店では未記載文も含めて全13章で、解説が秋山ちえ子氏。

本田宗一郎が亡くなったのが1991年8月5日、この本の「まえがき」に書かれた日付が、1991年12月3日。
本田が亡くなってから4か月足らずで作られた物だ。


井深・本田による対談が、6,7,90年台と3つ、本田の本「俺の考え」「ざっくばらん」からの引用がある。

 


この本の内容に更に井深と盛田の対談まで加えた「ものづくり魂」
と言う本がサンマーク出版から出されているようだ。


ちなみにNHKで番組化もされたらしい
NHKで過去動画としてその内配信されるのかもしれない。