Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

今週のお題「最近読んでるもの」マンガ+4軍くん(仮)

今週のお題「最近読んでるもの」マンガ+4軍くん(仮)

このお題は「最近継続して読んでいるもの」

の感じを受けたので、現在進行形の続き物マンガにする。

 

4軍くん(仮)

原作:森高夕次 漫画:末広光 ヤングジャンプに連載中。

 

大学野球を題材にしていて、この先どうなるのか全く分からない。

現状では、都立高でありながら東東京大会ベスト4まで行った有望株の選手が、

いざ大学野球の世界に入ると4軍で、厳しい現実に打ちのめされる話だ。

 

その大学野球部の実力や年功序列だけではない微妙なパワーバランスの描き方が面白い。

高校野球の時に甲子園に出たか否か、その際にレギュラーだったかどうか、どこの地方予選だったか。

浪人か現役か。

学年が何年か?。

最近だと親の代がそこのOBか?まで出て来ている。

そこに野球の実力まで加味され、非常にややこしい感じ。

 

年上の同級生で4軍同士、年は一緒の同級生だが3軍、先輩だが4軍同士。

甲子園の上位成績の学校出身だが当時は補欠、甲子園一回戦負けだがレギュラー。

2軍に1軍と。

 

面倒臭いw。

更に、総監督と監督の力関係迄関わってきている。

 

その中で何故か総監督に目をつけられた4軍が、監督率いる3軍にハンデ戦を仕掛け勝利、現在は2軍と試合中。

 

こんなに同一学校の中で戦う野球漫画は読んだ事ない。

どうするんだろうw?。

 

 

原作の森高夕次は複数の連載を抱える売れっ子原作者で、こういう目先の変わった作品に多く関わる。

 

最も有名な作品は「グラゼニ」、セリーグ編→パリーグ編ときて、現在は大リーグ編をモーニングに連載中。

グラウンドには銭・ゼニが埋まっているという事から、グラゼニ

確か相撲は土俵に米(金)が埋まってると言うのだっけか、そっから持ってきた造語と思う。

 

いわゆる野球漫画の肝である試合や練習に加え、

年棒と選手寿命、怪我、契約内容やその交渉、代理人制度、野球を辞めた選手の行く末等も題材にした作品だ。

 

モーニングと言う社会人が読むような漫画雑誌の為、努力や根性、勝敗と言うよりはもっと幅のあるお話が読める。

取材から持ってきた要素の多い人じゃないかと。

 

話し戻って4軍くんは、流石にお金の話は出てこず、まあまあ試合や練習メインでありつつも、大学野球の独特の世界が描かれていて面白い。

多分、立教大学を題材にしてるのでしょう。

 

ガンダムネタをチョイチョイ入れてくる所とか、巧みと言うか売れる為に色々工夫してるな感はある。

 

ちばあきおのキャプテンやプレイボーイの続編を手掛けたり、江川と西本のライバル関係を描いたりと、凄いなと思う。

 

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