Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

本を読むのが苦手な人が、読める様になる為のコツ

本を読むのが苦手な人が、読める様になる為のコツ

コツは映像化(映画・ドラマ・アニメ化)されているモノを先に見てから本を読むこと。

主に物語と言う方向でよろしくお願いします。

 

本を読むのが苦手な人の中には、文章からその意味を読み取ったり書かれている世界や人を想像するのが苦手な人が居る。
それは文章を頭で絵や音にするコツが身についていないせいだ。

これを簡単に出来るようにする。

なんなら、「出来てましたけど?」位にしてしまう。

 

映像化されているもの、例えば映画・ドラマ・アニメ作品であれば本の内容は映像製作者の人が良く読んだ上で絵や音にし、人連れてきたりして、それを再構成して映像作品にする。

場合によっては作者に相談する場合もあるだろう。

 

本を読む際に、自分の頭でする作業がのかなりの部分が出来上がっている。

それを後は味わうのみ。


その出来上がったものを見てから、本を読むと映像を思い返す事が出来る。

文字→想像(脳内で作り上げる)→絵・音 が
文字→回想(見た物を思い出す)→絵・音 となるわけだ。

頭の負担は軽く、想像力も少なくて良い。
古い時代や外国の話などは自力で想像するのが難しいので映像が有った方が断然に良い。

 

車を見たことない人は車を想像できない。

 

話の展開も知っているので、文章が何を意味しているのかもある程度は分かる。

これを沢山やれば本は自動的に読めるようになる。


脳内に「文章←→映像」の専用回路を作る事が大事。

年齢、知識量、経験値はそれほど関係ない、要はコツなのだ。
「これは、ああだな」と何となく思える事が大事なのだ。
見たことのある、知ってる話を沢山読もう。

 

あの映画に出てきた建物は文章にするとこうなるのか、あの怒り方は文章にするとこうなのか、雑踏とはあんな感じかと、文章と映像の翻訳作業が楽にできるのが非常に効率が良い。

その内に逆が出来るようになる、文字から映像を想像出来るようになる。

 

本を読むのが得意な人は、コツを知ってる上に元々その映像を頭の中に持っている場合も多いので苦労がないのだ。

文章から全く新しいものを想像してるわけじゃなくて、それに近いモノを記憶の中から呼び出しているだけ、記憶に無ければ記憶の中の材料を組み合わせてる。

 

自分の好きな映像作品に原作の小説があれば、それを読む。
原作から映像化への際の細かな違いは気にしなくて良い、慣れる。

先ずは自分の好きな作品から、原作が無い映画でもヒットしていればノベライズ版が出たりするので、それもおすすめ。


ある程度なれたら(いきなりでも構いません)、やはり名作文学にも行って欲しい。
個人的にはアニメの名作劇場ものが良い、取材をきちんとしてると思われるしエピソードを大量に映像化してくれてるので、場数が踏める。
同じ場面・人が何度でも出てくるので記憶の遣い回しが利いて話が進めば進むほど楽になり物語に集中でき、登場人物は生き生きしてくる。

そのアニメ化されたものを見てから原作を読む。

 

一番は「赤毛のアン」だろうか。
話数が随分あるから、アニメを2時間程度、3、4話見てから小説版を読んでみる。

アニメの映像+αの世界が脳内に広がると思う。
理想はアニメで見る話数を本で追い越してしまう事ですね。

 

本はアニメ原作になる村岡花子訳で良いと思うが、読みにくければ今出てる新訳でも良いと思う、その辺はおおらかで構いません。

実写の映画やドラマもあるので、それも良いです。

本→アニメ、アニメ→映画、ドラマ→本でも何でも良い、そこに解釈の違いとか作品媒体の特徴とかも意識出来て来て、なーんとなく頭の中の許容量みたいのが増えてくる。

その内に、これは本で読んだのか映画で見たのか分からないシーンも出てくる、映像化されてないシーンも自分の頭の中の材料で作れる様になってしまうのだ。

 

語彙とか知識量に関して少しだけ追記。

その内に知識も追いついてくる。

いつだって足りてないんだ、僕らは。

 

経験値も、SFや時代小説で描かれる経験など出来る訳も無く、それも「多分こうだろう」で気楽に読める様になればいい。

 

題材について
ゲーム世界が下地になってるのは程々にした方が良い。
ゲームの知識や世界観はプレーヤーであれば脳内どころか身体に染みついてるので、文章量以上に理解できてしまい、読書能力や想像力を高める効果が薄いと思われる。

またゲーム母体の小説の知識は他の小説への使い回しが利きにくいと自分は考えている。

ゲーム界隈文学から外に出られなくなる。

ファンタジー系ならファンタジー系の映画や小説から展開した方が良い。

 

セリフ・話し言葉ばかりの本も微妙ではある。

 

ただ、何事もバランスなんで何かは絶対ダメと言うのは無いです。

 

続きはその内。

 

前は読めたのに最近は本が読めないなぁ、とかそういう人向けではない。