Aの記

読めば読むほど強くなる本を探しています。

光る風 山上たつひこ 

光る風

著者=山上たつひこ 解説=内田樹

装幀:セキネシンイチ制作室 単行本(ソフトカバー) ‏ : 616ページ

定価:本体1900円+税 出版社 ‏ : フリースタイル 

 

 

(*´ω`*) うへへ、ようやく買えた。

嬉しい。

616ページか、厚いなぁw。

 

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光る風

光る風

Amazon

 

悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実

悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実

著者    ASH編 ; 切明義孝, 津田敏秀, 上野陽子翻訳・解説・編集
出版社    日経BP社 2005.1

 

最も刺激的なタバコの本。

 

  • 禁煙したい、させたい。
  • 効果的なマーケティングの考え方を一つ欲しい。
  • メディアを賑わす「〇〇にはこんな効能があった」にお腹いっぱい。

 

古本か図書館で読むかになる、絶版。自分も持ってはいない。

 

Amazonの画像の帯にある「タバコなんざ、ガキや貧乏人に黒人、あとはバカに吸わせておけ」は、アメリカのタバコ会社の上層部の人が語った言葉。

本当に酷い…。

 

随分前に読んだのでうろ覚えになる部分もあるだろうが勢いが出たので記事化しておく。

アメリカのタバコ産業の内部告発や公けの場で出た問題発言等を集めた本。

 

タイトルが「マーケティング」とある様に、マーケティング本としてみると有用に思える、常識の範囲で行うならマクドナルドも一緒だろう。

しかし、人の命や健康を消耗材として考える様な常識外のとこ迄踏み込む場合は、似た手法で悪魔のマーケティングになる。

公営ギャンブルやカルト、酒類なんかも近いかもしれない。

兎に角、質が悪い。

 

ネットから目次をコピペ。

第1章 タバコと健康
第2章 ニコチンと依存性
第3章 子供たちを喫煙者に
第4章 タバコ産業の広告宣伝戦略
第5章 新しいタバコの開発-添加物/低タール/"安全な"タバコ
第6章 受動喫煙の恐怖
第7章 新興市場を狙え-アジア、アフリカ、旧東欧
第8章 「女性」という最後の巨大市場

 

これに日本版の特典みたいな感じで日本の研究者の章が加わる。

特にJT日本たばこ産業)についての文章は、原著には多分ないだろう。

タバコ産業が海外では訴訟対象になっているが、それはタバコの企業が訴訟対象になっている。

しかし日本は国が訴えられている。つまり国がタバコの健康被害に加担してしまってると、それは珍しい例なんだと書いてある。

 

本編

まず、タバコと言う商売の重要なカギはメーカーの負担するコストのかなりの部分が広告費である、タバコ産業はイメージ産業だと言う点。

如何に、タバコはカッコイイか、タバコを吸うとどんなに良い感じになるかをひたすら広告していく。

記憶の片隅に刻印するだけでも結構違う。

だからある時期まで色々な所にタバコのロゴやマークが貼られていた。

男の子的には車のレースでF1が印象深い。

記憶が微妙だが、映画やドラマの良いシーンにタバコが多いのも関係あるかもしれない。

 

テレビCMの品質も異常に高い。

それは高額のお金を突っ込んでCM制作しても元が取れるイメージ産業だから。

(正直、タバコ(ついでに酒、ウイスキーとか)のCMは大好きだ。)

 

で、吸わせてしまえば勝ちなので、ひたすら広告を打つ。

 

法律的にはアウトだが、子供は隠れて吸うのでそこを見越して子供にガンガンアプローチしていく、早く吸わせれば吸わせる程に禁煙が難しくなるので、キャメルのラクダを使った子供用のアニメまで一時期はあったらしい、大きくなってから吸うにしても小さい頃からメーカー名に親しませることによって、ブランドに対してのある種の忠誠心を植え付ける事も可能。

 

なんで、子供の目に触れるようなスポーツとか色々な部分に広告を出せないように規制されていく。

と、今度は女性をターゲットにタバコを吸う女性は大人っぽいとかお洒落とかってイメージ戦略を取り常習者にしていく。

 

タバコの健康被害が周知されると、今度は健康に良いタバコを売る。

 

低タールだメンソールだとか言う売り方で。

今でも思い出すがこのCMなんて素敵過ぎる、大好き。

www.youtube.com

これのプールに飛び込む奴が有ったと思うのだけどyoutubeに見当たらない。

 

ラッキーストライクとかマルボロとか無骨な男っぽいイメージ(それも好き)でモクモクしてる感じだったのが、

これなんて煙が一切出なさそうにすら見える。

 

ところが、ニコチンは一定量以上摂らないと脳は満足しないので、

低タールとして売るタバコが普通のタバコと比較して1本あたり10分の1のニコチン量であれば、実は10本吸いたくなるのだそうだ。

実際はそこまで吸わないまでも、1本で済む人が数本吸う事が出てくる。

なので、タバコは売上を落とすことない、むしろ上がる。

 

当然、健康に良いわけもない。

電子タバコも脳みそにニコチンを味わさせる為に注射するイメージで危険性は大差ない(18年前の電子タバコなんで今は分からない)

その国でタバコへの知識が高まったら、今度は後進国に売りに行き同様のサイクルを回す。

要は人間を使った焼き畑的な産業だ。

 

帯文にある様な外国のタバコ産業の人の発言はムカムカすること請け合いで是非読んで欲しい、いっぱい載ってる。

これ読むだけでも、この人たちにお金を支払うのは嫌だなぁと思うだろう。

タバコの会社の人はタバコ吸わない的な文面は、テレビの会社の多くの人はテレビ見ないにも似て、本当どうしたもんかなと思う。

客を徹底的に馬鹿にしないと商売って成り立たないのかなぁと悲しくなる。

 

科学もお金を出した人に都合の良い答えを出してくる。

タバコ産業に有利な研究成果を発表する研究所や研究者についての文章は目を開かせてくれた。

そこだけでも読んで欲しい。

例えば、「タバコを吸って肺がんになる確率より交通事故に合う確率の方が高い。」

みたいな説だ。

こう言うのを研究する機関があるのだそうだ。

これをどっかしらのメディアを通じて流すと、なるほどそうかとなる人も出てきてしまう。

普通に考えれば非喫煙者と比較して、交通事故に合う確率は同等でプラスαで肺がんになる確率の高さが上乗せされるので死ぬ確立は上がってるはず。

しかし、じゃあ良いよねと吸う人も居たりして、嫌な言い方をすればそれで吸ってくれる人を狙っている。

 

これが研究所だけじゃなく、単に研究者(肩書的には○○大学教授だったりする)でも居るわけだ。

タバコに限らず、

「〇〇が身体に悪い」と言うのがあれば、どっかで「〇〇は体に良い面もある」と言う研究成果が出てくる。

実際そういう面もある(頑張って探し出す)のだろうが、その研究者が居る大学の近くに〇〇作ってる大企業があったり、〇〇大企業の講演会でその研究者が講演してたりなんてことが起きる。

 

彼らが嘘を言う訳ではない、それをやったら研究者でいられないだろう。

タバコの害を否定するのではなく、タバコの良い面をアピールしたり、タバコ以外にも悪いモノってあるよねえと論点をぼやかしたりする。

 

要は科学・研究者・有識者もお金を出してくれた人に都合の良い答えを出してくれる。

これを強く教えてくれたのがこの本だった。

結構前の本だが面白いんで、文庫化とかしてくれると良いのだけど。

 

ただタバコの文化撲滅っていうのも違うのよね、

出来ちゃったものは仕方ないから作品は残して欲しい。

途中にも書いたようにタバコが主で出てくる映像作品ってホントに印象に強いものが有る。

映画でもカッコイイシーンあるしね。

映画からタバコのシーンを消すことは無いだろうけど、漫画とかね、ゲームとか割に改変が利くものに関して変な修正がされないで欲しいと思う。

18禁にするなり冒頭に注意書き足すなりしてオリジナルの作品のままで有って欲しい、何も削らずにね。

 

にしてもだ、宮崎駿養老孟司も元気なんだよなぁ、謎。

 

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日本最初の家計簿「羽仁もと子案 家計簿」

書店で独特な家計簿を見かけたので手に取ってから、買わないのに調べた事を記録しておく。家計簿の名称は

 

羽仁もと子案 家計簿」婦人之友社


その潔い表紙に反比例して、絶対難しい奴でしょこれと思わせる風格。
和装女性にピシッとやられる感がする。
羽仁もと子は日本で最初の女性新聞記者で自由学園と出版社の婦人之友社創始者

 

 

開いていみると家計を真剣に運営する雰囲気で「簡単料理」や
「今日は何の日」的なものは一切なく、突き放す様な佇まい。
突き放し過ぎて、その日に買ったモノを書くページすらない。
その日をどっかで全部合計してから書く。

いくら使ったかと生活費の残高は一日毎に確実に把握。封筒に生活費を小分けする人とかは馴染むかも。

 

幾らなんでも無理でしょと思い帰宅したが、どうにも気になってネットで調べてみると、別売りの家計当座帳とセットで使うのを推奨していた。

 

つまり、詳しくないのであれだが会社みたいなもんで、レシート(伝票)を当座帳(仕分け日計表)に転記、それを家計簿(元帳)にまとめると言う流れをやってる様なのだ。

 

現代の家計簿は日記帳の様に1日ずつ書く所が用意されていてそこに頭は使わずただ書き込んで、週ごとにまとめ、更に月ごとにまとめるのを1冊で完結出来る。

これをわざわざ分けるのは不思議なのだ。

 

出版社がこの家計簿の使い方動画をyoutubeに上げていた。

www.youtube.com

 

日々の雑多な買い物ではなく、お金の流れだけを追える司令塔にするために、分割してるのかもしれないなと思った。

年間計画を何より重視、その日暮らしや流され傾向の人間には相当難しい印象を持った。

何の為に生きるのかを問われる感じすらある。

 

実は今時に合わせた家計簿も出してる様子。
なので、それはそれとしてオリジナルはこの形ですよ、それとこの形になれてしまってる人がいるから出す必要があるとかだろう。
※日本最初の家計簿がこれだそうだ。

 

それにしてもこの動画は中々凄い。
”8時半から記帳をはじめて、テレビのニュースがはじまる8時45分にはつけ終わります。”
と書く時間まで指定してくる。

 

まず、全体の把握と計画・予定ありきで日々の収支にオタオタしない強い昔の主婦像が浮かぶ。
特に動画終盤の羽仁もと子の言葉は明治の女傑の風格。

あと、驚いたのが出版社がそのまま継続してること、家計簿も強いけど経営も強いのかねぇ。

出版におけるる婦人なんとかって、割とどっかに吸収されてブランドは残ってるけども…な印象があるのよね。

 

ちゃんとした人の作るものはいいですね、大変そうだけど。
取りあえず来年の自分はクロワッサン家計簿で頑張ります。
だってもう買っちゃてるからね。とりあえず、費目とかをもうちょっと真面目に分けてそれを徹底するようにしよう。

んで、再来年に勇気が出たら買うかも、買わないかもw。前書きの圧力も凄いんだよ…。

 

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病歴を語る時間2

病歴を語る時間2

 

病歴を語る時間の記事作成をして思い出したが、僕の周囲で糖尿病の話を何人か聞いている。

 

その内の1人は父。長期間の糖尿病経験者だ。

酒、煙草、+相当食べるらしく、若い頃から糖尿病は始まっていたと思われるが、

母方の祖父母が心配して強制入院させ、減量+断酒+生活改善したらしい。

実際、僕も父の飲酒は一度も見たことが無い。

 

父に聞いた話によれば完全にアルコール中毒でシャッターの閉まった酒屋を起こすレベル、他にもアル中のみじめな告白エピソードを沢山持ち引き出しの多い人だった。

 

そんなわけで酒と異常な食生活を改善出来た父だ。しかし、煙草と縁を切るのは時間がかかった。

医者に、煙草で悪くなった肺の画像だかレントゲン写真だか見せられたりして、禁煙モチベーションは上げていた。

 

僕が小学生くらいまでは「わかば」と言う安物扱いの銘柄を良く家で見た。

ただ、煙草の害は理解し辞めようとはしていて途中からタール・ニコチン吸着フィルター的な物を使っていた。

後に禁煙パイポ的な物もしばらくの間使っていた。

 

僕が中学の頃には完全に禁煙に成功し、以降は一度も煙草と関わらなかったと思う。

鋼の意思である。

 

しかし、それでも糖尿病は続いていた。

 

で、僕は小学生くらいからアレルギー性鼻炎になり、慢性鼻炎、小児喘息、喘息とランクアップし続け中学生までの間に苦しい子供時代を過ごした。

 

父親のせいにも見えるが、僕は祖父母宅に居る事が多く小学校以降に関して言えばタバコの直接的被害は受けてないか少ない。

喫煙者当人を含めて家族中で僕だけが喘息持ち。

また、僕は煙草や箱や吸い殻は見たことあるが、煙草を吸っている父を見たこともない。

ちなみに父曰く「タバコを吸ってるかどうかは幾ら換気をしても壁の色で分かる」

(`・ω・´)キリッ

とカッコイイ風の発言をしているが、正直面白い。

 

中学の喘息ピーク時は夜の咳が止まらなくて仰向けで寝ることが出来ず、布団を丸めて抱き抱え上半身は起こした状態で睡眠に入ることも多かった。

睡眠に入ると言っても深夜1時位までは咳はどうしたって止まらないので、どうにもならんことではあるのだけど。

咳を続けて続けて続けた先に一瞬訪れる、静寂の安寧を皆に味わってもらいたい気持ちも少しある、アレは素晴らしいよ。

 

病院通いが功を奏したのか父の禁煙が利いたのか、それ以外の環境の変化が利いたのか分からないが喘息はピタッと止み、高校時代は割に健康ライフであったので良かった。

 

ちなみに、喘息のMAX時の痛みは背中に来る、肺は背中側にあるかららしい。

だから中学生の頃は咳による体力消耗と喉の痛み、背中がひび割れて中から具が出てきちゃうんじゃないか位の激痛に耐えながら睡眠がやってくるのを待っていた。

 

更に、喘息の薬が便秘にさせる副作用あって1か月位出ない事もあった。

アレも酷過ぎてレントゲン撮影したなぁ、思い出…。

逆に便通が快調だと呼吸器疾患にいい影響を与えるらしく、こっちから積極的に改善していく方法もあったりする。

 

なんかね、親も尽力してくれ僕もよく耐えたと思うけど、自分が産まれる前に親がタバコ吸っていた経験があると遺伝的に既にアウト説、乳幼児での副流煙の影響がトンでも無く大きい説とあり、喘息は避けようがなかったかもしれない。

 

あの辺は煙草に無頓着な時代だろうしね。実際、喘息になるのは少数派だろうしなった本人の問題にされる場合も多いんだろうなと言う感じはする。

でも、まあ治って良かった。

 

父の糖尿病は直りはしなかったが報道とかで聞く様な酷い状況にはならないですんだのは、早期に向き合い努力継続したのが良かったのだろうなと勝手に思う、偉いもんですわ。甘いモノとかチョコの一片すら食べたがらなかった。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」と安西先生は仰るけど、本当にね。

 

 

 

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病歴を語る時間

盲人は僕の隣の隣の診療科の前にある長椅子に座る。

すると、そう間を置かずに職員がやって来て、その盲人に話しかける。

 

病歴を語る時間」が始まった。

初診診察の為のアンケートを盲人は書けないので、病院の人が項目・内容を読み上げ、それに盲人が返答する形で回答欄を埋めている。

正直、人の病歴など何の興味もないのだが、下向いて本読んでる自分の耳にもガンガン入ってくる、声のボリュームを下げられないタイプか。



脳挫傷の恐れあり」

盲人は昨晩、酔っ払いに絡まれて頭に出血を伴う怪我を負った。その際に救急車で病院に運ばれ救急措置は受けた。(理由は不明だがその後に帰宅)

その病院はココではない別の病院らしいが、脳挫傷の可能性があるので翌日に精密検査を受けてくれと言われ紹介されてこの病院に来た。

のがこの病院に来る流れだそうだ。

 

アンケート内容を上から読み上げていくので、氏名、年齢、性別からしっかりハッキリ聞こえてしまっていて個人情報の安全性もへったくれも無い状態である。

 

年齢が割に自分に近かった。

 

「失明と糖尿病」

彼は中途失明者であった、糖尿病が原因で失明したらしい。

話の流れだと失明したのは成人以降だろうから、そこから視覚障碍者のトレーニングを受け独力で生活し(てるらしい)、白杖で街中を移動できるところ迄来たその努力は想像を絶する。

当然その日も一人で来ていた。

 

結核

糖尿病患者は結核になる確率が高いらしいが、彼は結核経験者であった。

入院・投薬もきちんとし今は誰にも感染させる状態ではないと自信を持って語っていた。

 

他にも病歴はあった様だが覚えてない。

それほど間を置かずに1人の人間にこんなにも大病や怪我が起きるものかと驚いた。

 

 

自分の診察を終え処方箋や会計に出す書類が出るのを待っている間に、

自分の隣に座った高齢の母親と娘(若作りの娘か孫の可能性もある)がアンケートを、

やはり読み上げ形式で書き込んでいたが、こちらも凄かった。

長生き=病歴のデパートになってた。

しかも辛い感じも全然なく、なんなら大病を忘れてて、そう言えばと後出して思い出してくるスタイル。

肉体以上に精神的にタフでないと長生きは出来ないわぁと思った。

(ちなみに待つ必要は無かった、直接会計にデータが行く病院であった。)

 

凄いハンデ背負って普通の顔して生きてる人が多いのだろうなと考えると、中々凄い。

視覚障碍者のハンデが視覚だけと思うなよ、であり。

年取って足も頼りなく病院の新システムにもついて行くことが出来なくなった時に、一人で病院に行く頼り無さを思うと寒気がするね。

 

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何度も見る犬猫の動画

疲れてる時に見る動物系youtube動画3つ。

 

病院の先生にデブって言われたね


www.youtube.com

飼い主と思われる女性が犬をネチネチと言葉で責め立て、

嫌気がさした犬が寝たふりをする(様に見える)まで。

 

それ以外の投稿動画も飼い主の暴走が目立つものが多く、

飼い主の奇行に近い行動に、犬は不服従ではないまでも当たり障りが無い程度にスルーする感じが多い。

とは言え犬もまぁまぁ変でこの飼い主にこの犬感あって良い関係性に見える。

全体的に(この)犬(の反応を見ること)を大好きなんだろう感じがして良い。

 

 

マムシに噛まれた柴犬ラッキー


www.youtube.com

散歩中にマムシに悪戯して反撃を受け、その毒で顔がはれ上がった犬に家族総出で意見し合う動画、youtubeのコメント欄も秀逸。

犬がマムシに噛まれて参ってるのに加えて、父親の説教っぽい話し方に犬がシュンとしてしまってる感じが良い。娘のコメントも父親と方向性は違うものの面白い雰囲気を維持しようとしてる感じがある、話の流れを全部無視して自分の感想を述べる祖母も良い。

愛され心配されてるけど笑われてるのに居心地の悪さを感じている様に見える。

 

だいぶ古い動画だが、この犬は少し前に亡くなった様だ。

近年では高齢になり如何にも歳をとった風になっていた。

他にも亀だのなんだのと道端に居る生き物に悪戯したがる犬で「そういうトコだぞ」と思わずにはいられない。

 

自分の家の犬の様に情が移ってしまう位に繰り返し見た、コメント欄見るとそういう人が結構多かったようだ。

youtubeを家族のアルバムとして使う良い例に思える。

 

この動画を見ると、「マムシに噛まれた他の犬」の動画がおススメに上がり続けると言う罠がある。大体は凹んでいる。

 

流れるように落ちていく猫(流動体)


www.youtube.com

これ系は結構多いと思うが、作った動画感が薄いので見易い。

この感じでよく生存競争を生き抜けたなと関心する位にダルダルな移動。

物言わぬ飼い主が最後に少し笑うのも含めて良い。

海外の野良らしき猫が石段をこの感じで降りる動画も見たことがあるので、どうやら猫の生まれながらの移動法の中に最初から組み込まれているものらしい。

 

最近は猫に鈴をつける家は珍しいのではないかと思う。と言ってもこの動画も割と古い。

ペット動画は大分たってからその後の動画が上がる事が有って、そう言うのは正常な環境で撮られたんだなぁとホッとする。

 

動物に話しかけるのは反論される事なくひたすら受け入れてくれる様に感じられ人間にとっては随分と都合の良い状態だと何かで読んだ事がある。

 

昔からテレビでは子供と食べ物と動物は視聴率が取れると良く言ったモノだがyoutubeも似た流れは有ったみたいに感じる。

 

 

ペット動画は闇を感じさせる物が少なくなく、いつだったか役所で野良猫の去勢に助成金が云々のポスター見てから、ペットショップ→動物病院→保護犬・保護猫の譲渡会、

SNS等での支援のお願い等、悪い想像が膨らんでしまう。

 

野良猫がここまで減るのは何でだろう?と疑問に思ったものだが利益を得ている人が居るなら、なるほどなと思える。

半面、ネズミ害を予防するような製品がドラッグストアに多く並ぶようになって、

どうしようもないな人間、とも思う。

 

そう言えば厳しい環境に捨てられてる子犬子猫を救出する動画なんかも、自分で置いてからカメラ回して撮りに行ってるとか考えると救いがない。

弱弱しく鳴いてる猫にチュールをあげて一心不乱に食べてるのをカワイイなんてのもどうも。

 

勿論99%は単純に動物愛だと思うんだけど、気になりだすと。

っと、ここにリンクを張った様なのは罪が無いと言うか気楽に見られて良い。

 

黄色い男の立つ交差点

実家へ夕食時に行ったのだが、過疎感が増し少々怖い。

街灯の幾つかが壊れているのか道が暗い。

 

かつては商店が並びそれなりに人通りのあった道も少しずつ店を閉め、今では広い道を挟んだ住宅街になった。

 

その交差点の一角に蛍光イエローの上着を着た男が立つ。

どうやら仕事としてやっているようで、治安維持なのか事故防止か、

暗い交差点で周りをオーバーに見回す黄色い男は中々に独特な風景を作る。

 

かつて夕食時の時間ともなればどの家も煌々と明かりが漏れ、換気扇の音を交えた料理の音や、笑い声か野球中継の音が聞こえてきたが、今やゴーストタウンすれすれの静かな街になってる。

単に道(歩道)側の電気を付けてないのか、住んでる人が減ってるのか?

共働き+労働時間が増えて未だ帰宅出来てないのか?。

 

大きめの集合住宅であれば人が居ようが居まいが、建物の中の公共空間の照明が夜間つくはずだから、それなりに明るくなるのだが、そういう明かりもない。

 

前は自動販売機の照明も街の灯りとして一役買っていたのだが、それすら無い。

その癖、自分の居たころでも深夜になると外国人集団がポツポツとたむろしていた。

 

女子供は夜もう出歩けない感じ。

 

どうするんだろ?。

街が死にかけている、公共交通機関も揃って便利な場所なのに。

地元住民が全滅するのを待って再開発でもするのかね。

 

と言うか、駅の方は大規模な再開発してるから、案外ヤル気かもしれない。

だとしたら上手く行ってるのか、街を暗くしていくやり方って。

 

そしてまた黄色い男が増えるのか。

 

ちょっとSFっぽいな。

 

 

 

 

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